ロードクロサイト(インカローズ)の買取,相場

ロードクロサイト（インカローズ）とは？

英名　Rhodochrosite
和名　菱マンガン鉱
主な産地　ペルー、アルゼンチン
成分　Mn[CO3]
結晶系　六方晶系
硬度　3.5～4
比重　3.4～3.7
色　濃淡ピンク　帯橙ピンク赤色　褐色　帯灰黄褐色

ロードクロサイト（インカローズ）はその昔、アンデス山脈で質の良い原石が多く産出されており、古代インカ帝国では、「インカの薔薇」として愛されていたことから、別名「インカローズ」と呼ばれています。正式名称はロードクロサイトと言いますが、日本では、インカローズという呼び方が一般的です。

この宝石は、とてもバリエーションが豊富で、産地によって模様、透明感、色合いが大きく違います。産地にこだわって集めている方や、模様にこだわって集めている方もおり、この多彩さがロードクロサイトの魅力だと言えます。

ロードクロサイトの原石

ロードクロサイト（インカローズ）の歴史は浅く、第二次世界大戦が始まる直前にアルゼンチンでも原石が発見された頃から装飾品としての歴史が始まります。産出地は、アルゼンチンの他にもペルーや北海道がありますが、アルゼンチンの山中では、特に良質のインカローズが採れ、犬牙状の形やひし形の結晶が集合した状態でも発見されました。

また、重要な鉱物のひとつである「カルサイト」とよく似た化学組成や結晶系で、和名を「菱マンガン鉱」といい、マンガンの主要鉱石とされています。産出される箇所の傾向として、マンガン、銅、銀、鉛の各鉱床に脈状に産出し、菱面体に結晶するのが特徴ですが、層状や塊状でも見られます。

※当店では原石のお取り扱いはしておりません。

ロードクロサイトの効果

ロードクロサイト（インカローズ）は、心に受けた傷を癒してくれるといわれています。過去の恋愛によるトラウマを負っていたり、自信のなさから自分を出すことを恐れているような人がこの宝石に惹かれるとされています。ロードクロサイトの癒しの力は、ローズクォーツよりも強力で、即効性があるといわれており、過去のトラウマから異性に対して臆病になっていたり、心に受けた古傷にクヨクヨしてしまうときにこの宝石を身に着けると、抑えられなかった感情が穏やかに鎮められていくでしょう。

また、別名「パッションローズ（情熱の薔薇）」とも呼ばれているように、自身が持っている情熱を呼び覚ます力を持っており、「自分の人生を情熱的に生きていたい！」という方にお勧めです。

ロードクロサイトの意味

ロードクロサイトは、ギリシャ語の「ロード（薔薇）」「クロス（色）」という意味があります。その名の通り、この宝石は薔薇のような色をしており、愛と希望に満ちた「薔薇色の人生」を象徴しています。

日本では、主に「インカローズ」と呼ばれており、産地であるアンデス山脈のある古代インカ帝国で、「インカの薔薇」として愛されていたことがその由来です。また、別名「パッションローズ」とも呼ばれており、「情熱の薔薇」という意味がこの宝石には込められています。

ロードクロサイトの硬度と靭性

ロードクロサイト（インカローズ）は
硬度：3～3.5
靭性：低い
です。

硬度とは、その宝石の硬さのことを指し、「モース硬度」とも言われます。硬度が低いと、ひっかき傷ができやすいので、ジュエリーなど、身に着けるものは注意が必要です。靭性は、衝撃に対しての目安のことで、その宝石の脆さを指します。宝石を選ぶ際の注意としては、硬度が高くても、靭性が高いとは限らないという点です。

例えば、ダイヤモンドの硬度は他の宝石と比べてかなり高いのですが、靭性はサファイヤやルビーに劣ります。 なので、ダイヤモンドは、サファイヤやルビーと比べて、「傷がつきにくいが、割れやすい」という性質を持った宝石ということです。 簡単にいいますと、硬度は、宝石の表面の傷つきやすさ。
靭性は、宝石の割れやすさということになります。

ロードクロサイトの石言葉

ロードクロサイト（インカローズ）の石言葉は、「新しい愛とロマンの到来」「秘めた情熱・清浄」です。 この宝石は、愛、夢、情熱を象徴しており、持つ人に永遠のパートナーに巡り会わせ、幸福な恋愛を経て結婚へと導くといわれています。

また、この宝石はとてもデリケートなパワーストーンですが、その繊細さゆえに、過去の恋愛で傷つき、異性に対して臆病になっている人や心に傷を負った人に、深い癒しを与えてくれます。 心の傷を癒し、新しい出会いを与えてくれるロードクロサイトは、新しい一歩を踏み出し、自分の人生を情熱的に過ごしたいという人にお勧めなパワーストーンです。