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ダイヤモンドのカラーグレードとは?

ダイヤモンドの品質評価基準である4Cの中で
色を評価する「Color カラー」について詳しくご説明。

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カラーとは?
ダイヤモンドルース

ダイヤモンドグレーディングにおける
色の欠如を表したもの。

4C評価と言われる、キャラット(Carat)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)の中のひとつであるカラー(色)。ダイヤモンドのボディカラー(地色)を、無色を基準として「色相・明度・彩度」の3つの観点からグレーディングします。カラーは見た目のみならず、ダイヤモンドの品質にも深く係わってくるために非常に重要なポジションとなります。

カラーグレードスケール(色の境界線)

ダイヤモンドの色の欠如とは、無色のカラーレス「Dカラー」から「Zカラー」になるに連れ、だんだんと黄色くなる事を表しています。GIA(Gemological Institute of America/米国宝石学会)、AGL(宝石鑑別団体協議会)共に、Dカラーからカラーレス(無色)、ニアカラーレス(ほぼ無色)、フェイント(仄かなイエロー)、ベリーライト(非常に薄いイエロー)、ライト(薄いイエロー)の段階に分かれてきます。

自然界で生まれたダイヤモンドにはイエロー以外にもブラウンやグレー、ピンクなど多彩な色彩を持ったダイヤモンドが存在します。下記表のように色によってグレード方法が異なりますが、ブラウンもグレーも色の濃さをイエローのマスターストーンと比較しグレーディングします。

また名称も変更になりますが、GIAとAGLにそもそもの違いがある為、表記方法も異なってきます。ここでは世界的に有名な鑑別機関である米国のGIAと、ベルギーのHRD(Hoge Raad voor Diamant/ベルギーダイヤモンド高等評議会)、そして日本のCGL(中央宝石研究所)を例に出しています。

色相と表記方法(カラースケール)
2大機関の表記
(レターグレード)
ファンシーカラー系
カラースケール GIA HRD イエロー ブラウン グレー その他
カラーレス D Exceptional White + ほとんど無色 レターグレードのみ レターグレードのみ レターグレードのみ
E Exceptional White
F Rear White +
ニアカラーレス G Rear White 僅かに黄色味を感じる カラーダイヤモンドグレード
H White
I Slightly Tinted White 小粒は殆ど無色だが、大粒は黄色味を感じる
J
フェイント K Tinted White 容易に黄色味を感じる レターグレード+フェイントブラウン レフェイントグレー
L
M Tinted Color
ベリーライト N レターグレード+ベリーライトブラウン ベリーライトグレー
O-P
Q~R 強い黄色味を感じる
ライト S~T レターグレード+ライトブラウン ライトグレー
U~V
W~X
Y~Z
Z~ カラーダイヤモンドグレード

GIAはレターグレード(D~Z)にフェイントブラウンやライトブラウン等を付けたし、イエローの表記に関しては追記をしません。ただし日本最大の鑑別機関である中央宝石研究所では、無色から淡黄色系のダイヤモンドはD~Mの単独のアルファベットで表記し、それより濃い物を以下のように表します。

中央宝石研究所のNカラー以下の表記方法
黄色の特徴 カラーグレード
(レターグレード)
表記方法
無色から淡黄色系 D~M 左同
淡黄色~濃黄色系 N~R Under N
(Very Light Yellow)
S~Z Under S
(Light Yellow)
Z以下 カラー

しかし日本ではN以下を『Under N』とし、カラースケールの『ベリーライト』『ライト』にイエローを付けたし表記します。

色の鑑別方法

  • 環境の整備

    全体的な色を観察する時は、まず環境の整備から始めます。昼光色の光源の下、ニュートラルな服装や背景で落ち着いてダイヤモンドを観察します。

    黄色い服や青い服など色味の強い洋服を着て、観察してしまうと、洋服の色が反射して、ダイヤモンドの色味が変わってしまうので白い服を着用します。

  • ダイヤモンドカラーグレーディングメソッド

    ダイヤモンドのルースは、フェイスアップではなくテーブルダウンでグレーディング。

    パビリオンに直角になるように観察し、紛らわしい反射などを割ける為に微妙に上下左右に動かしながら観察します。ここで初めてマスターストーンにて色合わせをし最終的なグレードを決めていきます。

  • マウントされた製品のカラーグレーディング

    私達が扱うダイヤモンドの殆どは製品にマウントされた状態で査定しますので、前出のようなルースの状態で査定する事は多くはありません。

    製品の枠が、明確なパビリオン側の色を遮り、地金の色がダイヤモンドのボディカラーを不明瞭にし、グレーディングを困難にしていきますが、リファウンデーションでは、その状態でもカラーグレーディングを予見し、行う事が可能です。大抵の場合、フェイスアップの状態での色の状態を観察します。

  • リファウンデーションでは

    詳細な方法は省きますが、クラウンに直角になるようにダイヤを観察し、パビリオン側の色溜まりを同じくマスターストーンを利用し、比較して行きます。
    その他マスターストーンとテーブル同士をギリギリまで近づけ比較したりします。

    このグレーディングが出来るのは、鑑別機関ではなく予見能力に優れた買取店=リファウンデーションに軍配が上がると思っています。


ファンシーカラーとは?

前述のようなカラースケールに当て嵌まらない色で、
彩度の高いイエロー、ブラウン、グレーを含むカラーの
ダイヤモンドの事を「ファンシーカラー」と呼びます。

呼び名は先のD~Zスケールではなく、複雑な明度や彩度をメインとなる色の前に付け足す事で表現します。

3Dカラーチャート

3Dカラーチャート。Vividが一番価値のある色です。

濃くなる
フェイント(Faint)
ベリーライト(Very Light)
ライト(Light)
ファンシーライト(Fancy Light)
ファンシー(Fancy)
ファンシーインテンス(Fancy Intense)
ファンシーダーク(Fancy Dark)
ファンシーディープ(Fancy Deep)
ファンシーヴィヴィッド(Fancy Vivid)

※ダークとディープを除き、彩度が上がる程価値が上がって行きます。
※イエローとブラック、ホワイト以外


カラー・ディスクリプション(色相)

複雑なカラーを、INTENSITY(強調色)、
OVERTONE(ニュアンス色)との
組み合わせで表現しています。

3Dカラーチャート

またその色の主たる色を最後に付ける為、『ファンシー・ブラウニッシュ・ピンク』と、『ファンシー・ピンキッシュ・ブラウン』では異なる色相と異なる価値を持ちます。

前出ではブラウンがかったピンク、後出ではピンクがかったブラウン。後ろに来た色がそのダイヤの主たるボディカラーを構成しています。明度と彩度の効果に、細かな色相を追加した相関図は以下のようになります。

3Dカラーチャート

27の色相それぞれに明度と彩度の違いが出来るため、この様な立体的なチャートが出来上がります。

蛍光性とは?

蛍光性イメージ画像

太陽光の基本成分の中の一つである
UV(紫外線)下で可視光を発する事を
「蛍光性」と呼びます。

ダイヤモンドグレーディング上における「蛍光性」とは、紫外線の中でも長波紫外線への反応の強弱を表していて、主に青紫がかった色を指し、稀にその他蛍光色を帯びた青色を発します。

グレーディングレポートでは「Fluorescence」、ソーティングメモでは「Fluo.」と記載されており、接頭語と接尾後にて表します。

グレーディング時の表記方法
接頭語(強弱) 接尾語(色相)







・NONE (接尾語無し)
・FAINT (接尾語の表記無し)
・MEDIUM
・STRONG
・VERY STRONG
・BLUE
・BLUISH WHITE
・GREEN
・YELLOW
・YELLOWISH GREEN
・ORANGE
・PINK

接頭語では強弱を表し、None(無し)・Faint(仄かに)・Medium(中間)・Strong(強い)・Very Strong(とても強い)と表現しています。通常光ではカラーに影響はありませんが、Very Strongなどの場合は極稀に白っぽく見える為、カラーグレードに影響を及ぼす可能性があります。

蛍光性イメージ画像

また相場にも影響があります。特にインド・イスラエルでは蛍光性の有無が非常に嫌われている為、Mediumより強いものは10%~40%程の価格下落の要因となります。それは大きな石であればある程顕著です。

カラーの本当の価値とは?

カラーの良いダイヤモンドと言うとカラーレスの
最高級カラーである「Dカラー」を思い浮かべるでしょう。

確かにカラーレスダイヤモンドは、余計な地色を見せる事無く綺麗に思えますが、ダイヤモンドはその他の『赤』『青』『黄』『緑』など、虹色に代表する分散光(ディスパーション)と、カットから得られる輝き(ファイア)やきらめき(シンチレーション)を以て初めて輝きを持ちます。

そう、カラーが良いだけでは駄目なのです。
ダイヤモンド手元画像

右上がJ、左下がD、比べて初めて分かるが…

見事なフェイスアップの外観を持つダイヤであれば、
HカラーやJカラーでも、指先や胸元で十分な輝きを放ちます。

DカラーとHカラーを隣に置いて初めて色の判別がつく程度で、私達でも単体で色を見ろと言われると、お客さまの指先にある段階ではDカラーでも、Hカラーでも双方同じ輝きを放っています。

リファウンデーションでは、カラーが悪くても良い輝きを持つダイヤモンドであれば高価買取が可能です。もちろん鑑定書が無い場合でも、適正なグレーディングの元でお値段をご提示しますので、ご安心ください。沢山のご依頼、心よりお待ち申し上げております。

代表的な鑑別機関情報
中央宝石研究所
中央宝石研究所
Central
Gem Laboratory

中央宝石研究所 東京支店
東京都台東区上野5丁目15番14号ミヤギビル(MAP)
TEL 03-3836-1627(代)
http://www.cgl.co.jp/

GIA東京
GIA(米国宝石学会)
Gemological Institute
of America

GIA(米国宝石学会)
東京都台東区台東4-19-9山口ビル7 11F(MAP)
TEL 03-5812-3215
https://www.gia.edu/JP

HRD
べルギーダイヤモンド高等評議会
Hoge Raad
voor Diamant

HRD
べルギーダイヤモンド高等評議会
英語版のページにアクセスします。 http://www.hrdantwerp.com/en/home


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