カルティエと言えば誰もが知ってる「LOVEコレクション」は、永遠の愛をテーマに世界中のカップルに向けて作られました。実はラブリングよりも先にラブブレスが誕生。ラブブレスは旧型と新型があります。見分け方は簡単。ネジ裏に穴が2つ空いているのが新型でネジ自体はブレスレットから外れません。一方、旧型のネジ裏はナットのような形をしており、ネジ自体が外れます。買取価格の相場は新型の方がやや高い傾向にあります。

販売開始は1924年と非常に古いアイテムです。ホワイトゴールドとイエローゴールド、そしてピンクゴールドの3つの輪が連なったデザインが特徴的。三位一体を意味するトリニティは「愛・友情・忠誠」をテーマにしています。日本では、1990年代前半のバブル時代に爆発的ヒット。全盛期よりも需要は落ち着いていますが、根強い人気の定番アイテム。SMよりも幅が広いのがクラシックと呼ばれるタイプのもの。

1970年代にアルド・チプロ（Aldo Cipullo）がデザインしたジュエリー。名前はフランス語で「1本の釘」を意味しています。見た目もさることながら、ネーミングも非常にユニークなモデル。2012年に復刻されて以降、男女を問わず人気のアイテムとなっています。

懐中時計が主流だった1904年に、パイロット向けの腕時計として作られました。事のきっかけは、アルベルト・サントス・デュモンという飛行家から「飛行中に操縦桿から手を離さずに見れる時計が欲しい」と頼まれたことがはじまり。丸型の懐中時計からかけ離れた角型のケースは、当時斬新なデザインとして話題となりました。サントスは、さまざまな素材のブレスレットやベルトが展開されており、性別や年齢を問わず人気の定番アイテムに。2004年に発売された「サントス100」は誕生100周年を記念して発売されたモデルです。翌年の2005年には、エレガントな女性向けのモデル「サントス ドゥモワゼル」が発表されました。

カルティエ創業から80年後、第一次世界大戦真っただ中の1917年に「カルティエ タンク」は誕生。連合軍の戦車をモチーフに1919年に販売開始となりました。そんなタンクシリーズも2017年で誕生から100周年を迎えました。中でも「タンクフランセーズ」は女性から絶大な人気を誇る腕時計のひとつです。