2025年1月10日、金価格は14,823円となり、前日比+51円の上昇を記録しました。昨日はドル円がやや円高となり、金相場にネガティブな影響がありましたが、安全資産としての買いも入りました。地金相場と長期金利は上昇傾向が続いています。ポイントは、本日22時半発表のアメリカ雇用統計です。市場では利下げ見送りの予測が多く、これが金相場にマイナスに働く可能性があります。週末にかけて金相場は下がる可能性もあるので、このタイミングを考慮して取引を進めてください。

2025年の金相場は、アメリカの利下げ政策によるドル安、世界情勢の不安定さ、そして中央銀行の金買い増しが要因で上昇が予測されています。特に利下げが続くことで、ドル建て金価格が上がりやすい環境が整っています。また、地政学的リスクやSNSを通じた世界分裂も、安全資産である金への需要を押し上げる要因に。さらに、中央銀行の金需要が過去最高を記録し、その勢いは2025年も続くと見られています。
一方でアメリカの政策はドル高に進むものしかないとの考えもあります。そうなると円安になるのですが、リスク資産が上がるということは安全資産は下がるので、相対的には今年もあったドル高円高を今年も実現し金相場は下がるとの見方も。