他のブランドジュエリーや、バッグなどのブランド品にもいえることが多いですが、ポイントとしては「誰が見てもそのブランドと分かるもの」に偽造品が集中するのが大きな特徴です。

そのブランドのアイコンを身に纏うステータスは、人間であれば掛け替えのないものとなります。そこに付け込み、偽造品業者は製造をします。「売れないものを作らない。」当たり前のようですが、製造コストも業者は回収しなければならず、自動的に回転の速いもの＝人気のある商品が対象となります。

ヴァンクリーフアンドアーペルには5大ジュエリー(カルティエ・ティファニー・ブルガリ・ハリーウィンストン)には無いことがひとつあります。

それは「半貴石のような安価な宝石が多いこと」です。ヴァンクリーフは、これにより地金価格と工賃、ネームバリューと流通量に依拠して、アルハンブラなどを総重量5g程度で150,000～270,000円前後（日本円）の参考定価を作り出すことに成功しています。

宝石を引いた地金コストのみで考えると、2018年現在の地金価格では、その額10,000円も満たない金額。そのコストの安さを偽造品業者が見逃す訳はありません。

こういった商流を受けヴァンクリーフも黙っているわけではいないようです。

2017年5月にはヴァンドーム広場とVCAロゴが追加され、日本の直営店では2017.10中旬ごろから新しいギャランティーカードの仕様に成ったようです。

※具体的には特殊ホログラムシール追加が確認されていますが、勿論ブティックに古いギャランティーカードの在庫が無くなり次第徐々に変更だと思われるため、2018年の7月前後の購入品でもホログラムシールが無い場合も確認されています。

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