ビーゼロワン（B.zero1）が発売されたのは1999年。BVLGARIの頭文字である「B」とはじまりを表す「01」が名前の由来。ローマ―帝国のシンボルである「コロッセオ（コロッセウム）」にインスピレーションを受け、巨大な円形競技場がモチーフ。発売開始から15年以上経った今も人気は色あせることなく、彫刻家のアニッシュ・カプーアのデザインした鏡をモチーフにしたアニバーサリーリングが登場。ブルガリ生誕130周年を迎えた2014年には「ビー・ゼロワン ローマ」が登場。素材にはピンクゴールドやホワイトセラミック、ブラックセラミックなどが用いられており、130周年に相応しい煌びやかなデザインが印象的です。その後も 次々と新作が発表されています。

セルペンティの歴史は古く、1940年代からブルガリで取り扱っているデザイン。1990年代にはカルティエやティファニーからも自然界の生き物をモチーフにしたジュエリーが発売され人気を博しました。ヘビのモチーフは腕時計（ブレスレットウォッチ）が初めてで、手首に絡みついたヘビを思わせるブレスレットと、頭部をモチーフにしたケースが印象的。ヘビは古代ギリシャ・ローマ時代の神話より「英知」「生命」「永遠」の象徴とされた生き物で、ブルガリを代表するコレクションです。

パレンテシ  Parentesi

Parentesi（伊：parentheses）は、イタリア語で括弧、間という意味の言葉で、ローマの石畳（敷石 / トラバーチン）にインスパイアを受けてデザインされました。ブルガリ初のモジュール式ジュエリーとしても有名で独創的なデザインは、世界中のセレブ達を瞬く間に魅了していきました。モジュール式とは、ヘマタイト、コーラル、スティール、マザー・オブ・パール、ストーンなど複数の素材を一つの要素（モジュール）として手作業で仕上げていきます。1980年代に最も複製されたジュエリーとなり人気を博しました。

「ディーヴァ ドリーム」は、古代ローマ時代の大浴場の遺跡である「カラカラ浴場」に今も残る大理石や扇形のモザイク装飾より、インスパイアされた扇形のジュエリーコレクションが2013年より登場。エレガントで優美なデザインのディーヴァ ドリームは、究極の曲線美とも称されています。マザーオブパールやマラカイト、ダイヤモンドなどで装飾されたの扇形モチーフを2つ組み合わせたコンビネーションモデルも人気。

ブルガリが持つ高級感の中にカジュアルな雰囲気を併せ持った「ロゴマニア」は2000年代に発売が開始されました。ロゴマニアのトートバッグやハンドバッグは、キャンパス生地で軽いことから通勤バッグやデイリーバッグとして幅広い世代に人気のアイテムです。バッグ以外にもブルガリの財布やキーケース、ポーチ、など様々な小物で展開される代表的なラインです。

正面から見るとキレイなスクエア型をしており、側面から見ると腕に沿うようにゆるやかなカーブが独創的なアショーマ。レディース用の小さなサイズから48mmもの大型ケースまで幅広いサイズ展開があります。3針タイプやクロノグラフタイプがあり、ブルガリの中でも人気の腕時計。イタリア語で「主張」を意味するアショーマはその名に相応しい、ボリューミーで個性的なデザイン。

1977年に「ブルガリ・ブルガリ」は、ブルガリ初となる腕時計として発売されました。デザインを手がけたのは、時計界の巨匠「ジェラルド･ジェンタ」。あのオーデマピゲのロイヤルオークの生みの親でもあります。「BVLGARI」のロゴを大胆にもベゼルに刻印されたデザインは当時の時計界では、大変珍しく注目を浴びました。発売開始から数十年経つ今も、進化し続けておりハイビートの自動巻クロノグラフムーブメント「キャリバーBVL 328」を搭載した「ブルガリ・ブルガリ クロノ」は時計マニアからも人気の腕時計。

1990年に発売された「ディアゴノ」は古代ギリシャ語で決戦を意味する「agòn」が名前の由来。豊富なラインナップがあり、1998年に発売された「ディアゴノ・アルミニウム」は手頃な価格と質の良さから、爆発的大ヒットを成し遂げた腕時計です。2015年にアルミニウムに代わる素材として、用いられたのが「ディアゴノ・マグネシウム」。ケースと文字盤に使用されています。圧倒的な軽さを誇るマグネシウムは、ポルシェの911やカレラGT、フェラーリのF355など、スポーツカーのホイールにも使用されており、正に最先端技術が詰め込まれた腕時計。