目次
今回は、近年の宝石市場の動向についてとなります。各宝石の相場や、それに影響を与える要因、または特定の国々の市場状況に焦点を当ててご紹介しましょう。
今回のSummary
- 珊瑚とタンザナイトの市場動向は、珊瑚相場はじわじわと上昇していますが、赤珊瑚のみ。一方、タンザナイトは全く。
- オパールと真珠の現状は、ブラックオパールは相場が安定している一方で、真珠は価格破壊が進み、特に中国では×
- 注目のダイヤモンドは相場が上昇しているものの、メレダイヤは下落傾向。またアジア圏では異なる動きが見られますが、最終的な消費地はアメリカ市場となっていることを注目
さぁ行きましょう。
1つ目。珊瑚とタンザナイトの市場動向

珊瑚の市場では、特に赤珊瑚の価値が高まっています。これは、その希少性や美しさが評価されているためです。一方、タンザナイトは数年前には価値が高騰していましたが、現在は在庫調整のため価格が抑えられています。この背景には、特に中国市場での需要の変動があります。
次にオパールと真珠の現状

ブラックオパールはその独特の美しさで安定した人気を保っていますが、真珠については異なる状況が見られます。
真珠は2023年の不作による価格破壊と、景気が下火になった状態でものを探した結果ジャパニーズパールが注目→買いまくって中国が景気低迷→本土で売れずに日本では買取額は大暴落。こういった図式です。前述のタンザナイトも同じ流れです。
3つ目は世界市場における宝石の流れ

先ずはアジア市場の購買動向
アジア圏では、特に大人やフィリピン人を中心に宝石の購入が活発に行われています。
これらの国々では、文化的背景や経済成長が宝石への投資や消費を促しているようです。また珍しいところでタイ人も多い感じです。
改めてですが、宝石は、美しさや希少性だけでなく、縁起の良いアイテムとしても価値を見出されており、ギフトや自身へのご褒美として購入されることが多いです。特に、伝統的な意味を持つ宝石や、特別な機会に贈られる宝石は、アジア市場において高い人気を誇っているのは昔も今も変わりません。
アメリカ市場:最終消費地としての役割
アメリカでは、株高やドル安の経済状況が、宝石やダイヤモンド、原石関係の輸入量に影響を及ぼしていますが、予想に反して輸入量は減少傾向にあります。
この背景には、小売市場の強さとは別に、アメリカ独自の市場環境があります。
アメリカでは、コレクターアイテムとしての宝石が非常に高い人気を誇り、ラパポートなどの一般的な市場データには現れない形で、アンダーな取引だと予測しますが、非常に活発な取引が行われている肌感です。
最後に中国とインドの市場動向
中国とインドの市場は、共に人口の多さと国内の経済格差が特徴です。
これらの国々は、世界中に広がる自身のネットワークを活用して宝石市場に影響を与えています。特に、華僑コミュニティは、世界各地でチャイナタウンを形成し、強力なサプライチェーンを構築しています。
このようなグローバルなネットワークは、一地域での販売が難しい場合でも、他の地域での販売機会を見出すことを可能にし、中国人とインド人の宝石市場への影響力を強化しています。結果この民族が売るか否かで、日本の買取業界も大きく変わると予想しています。
さて、2024年も2月と、10日には中国の旧正月、もう来週14日はバレンタインデーと、かなり賑やかですね。宝石やダイヤモンドを売りたい方は、ぜひ一度お声掛けください。
次回も、宝石市場の最新情報をお届けします。
では!


















