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オーストラリアの産金と今後の金供給の展望

オーストラリアの産金と今後の金供給の展望

作成日: 2024年4月8日

更新日: 2024年4月8日

今回は、世界第3位の産金国、オーストラリアの産金について説明した上で、金の供給の展望について解説します。

この記事の要約

今回の記事では、世界上位の産金国の状況を見つつ、特にオーストラリアの産金と今後の世界的な金供給の展望を解説。

  • まず現在、世界の産金国の1位の中国の産金量は下落。
  • 2位のロシアも頭打ち。
  • この背景は、突き詰めて考えれば産金コストが採算に合わないから。
  • オーストラリアが順調に産金量を上げているのは、コストの安い産金法を採用しているから。

では、金供給の減少をオーストラリアが支えられるかどうかを含めて見ていきましょう。

中露豪の金生産量の推移

下記のグラフは、新産金の生産量世界上位3カ国、系列2のオレンジ色の線が中国、系列3の緑色の線がロシア、系列1の青線がオーストラリアのになり、下の数字は1が2010年、13が2022年になります。

参照:https://www.gold.org/goldhub/data/gold-demand-by-country

中国の生産量は、2014年から2016年がピークで、それ以降は下がっています。

2020年から2021年にかけて下がっているのは、新型コロナウイルス蔓延の結果と考えられます。

そのため、2021年に生産する量を2022年に取り返しているのでしょう。

ロシアは近年生産量を増やしていますが、ここ数年は頭打ちです。

オーストラリアは、ずっと生産量を増やしており、2021年に減っているのは、中国と同様にコロナの結果と考えられます。

南アフリカの産金の現状

以下は南アフリカの産金量になります。

下の1が2010年で、以降、年々生産量を減らしています。

これは、南アは昔から鉱山の奥深くを掘っており、その生産量が細っているという推測が一つ。

あるいは南アの特殊事情、電力不足が原因と推測されます。

通常であれば、金の価格が異常に高騰している現在、外貨を稼ぐためには電力を金鉱山に優先的に供給する政策を取るはずです。

それをやっていないからか、あるいは深度掘削が続きコストに見合わないからのどちらかでしょう。

産金の採算ラインを見てみる

下記のグラフは、ワールドゴールドカウンシルが発表した2023年の第3四半期の産金コストの分布です。

参照元:World Gold Council

当時の金価格は2000ドル割れくらいでした。

ほとんどの生産者は金価格以下で生産を行っていますが、残り5%の生産コストは金価格を上回っています。

この意味は、作れば作るほど赤字を抱えることになり、いずれ生産をやめることになるということです。

残りの95%の生産業者は、コスト内で生産していますが、人件費や掘削費、電気代などを加味し、原価率が50%と仮定すると、採算に乗るのは1000ドル以下となります。

この場合、上記の紫の線が500ドル以下の生産業者しか利益を出せていないことがわかります。

つまり、全体で20%以下の業者しか適正な利益を生み出していない、ということになるのです。

次に産金コストの平均を見てみましょう。

参照元:World Gold Council

現在は1300ドル程度となっており、現在の価格2300ドルに比較して1000ドル程度の利益となっています。

原価率を50%とすれば採算に乗るのは1150ドルであり、現在でも多くの金鉱山が赤字になっていることがわかるのです。

オーストラリアの産金の特徴は?

オーストラリアは、一般的に鉄鉱石やボーキサイトの生産国です。

金もそうですが、その採掘方法は「露天掘り」といわれ、非常に採掘コストが安いことで知られます。

つまり上述の採算に合っている鉱山は、ほとんどがオーストラリアの鉱山と考えられます。

中国や南アが生産量を減らしているのは、おそらくコストに価格が見合っていないためです。

なお、オーストラリアの金鉱山会社はM&Aを繰り返しています。

今は世界の鉱山会社ですが、昔はオーストラリアの会社だったリオティントやニューモントマイニングも、世界的な採算悪化によって株価が低迷しています。

ニューモントマイニング

引用元:ブルームバーグ

参照元:TRADING ECONOMICS

BHPも世界的な鉱山会社ですが、2016年から株価が上昇しているとはいえ、金価格の上昇とは比べるべくもありません。

今後の金供給の展望は?

オーストラリアのカルグーリーの金鉱山

中国やロシアの金生産に関しては、ほとんど情報が入ってきていません。

ただし、中国の産金が頭打ちになっていること、ロシアはここ数年産金が増えていないことを勘案すると、おそらく生産のピークになっているという推測が合理的です。

おそらく南アのように今後、生産を減らしていくことになるでしょう。

そしてオーストラリアに関しては、鉱石輸出は堅調に推移しており、まだまだ拡大の余地がある、ということです。

ただし世界の三大生産国のうち中露が今後脱落し、それを補うような生産がオーストラリアにあるとは思えません。

つまり、金の供給不足が続く可能性が高いということです。

この記事のまとめ

以上、主要産金国が産金量を減らしている背景には、産金コストが採算に見合わないからという前提があるということ。

ただしオーストラリアは、もともとコストの安い産金法を採用していることから、順調に産金量を伸ばしているということ。

だからといって、他の国で減った分まで補えるかと言えば、そうまではいかない。

結果、今後も金の需給はタイトに。

つまりは金価格の上昇要因になるということ。

著者:杉 兼太朗(リファスタことラウンジデザイナーズ株式会社 代表取締役)

著者杉 兼太朗
Kentaro Sugi

代表取締役

著者プロフィール

2010年にリユース事業を行うラウンジデザイナーズ株式会社を設立。店頭・宅配での買取販売・精錬分割加工等を通じ全国へ展開、当時業界タブーとされていた金やプラチナ、ダイヤモンドの買取相場価格をウェブサイト上へ開示する等リユース業界を牽引。自身も査定人として現場で働く傍ら、本ウェブサイトの執筆・監修、動画配信を通じて自ら発信し続けている。

略歴・修了資格

GIA(米国宝石学会) Diamond Grading Lab Class修了
CGL(中央宝石研究所) 宝石学セミナー 宝石鑑別コース修了
JJA(一般社団法人日本ジュエリー協会) ジュエリーコーディネーター 2級・3級

BBT大学大学院
グローバル経営学科

MBA(経営管理修士・経営学修士) 2024年9月卒業見込

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