年末の片付けは、家だけではありません。気づかないうちに増えている“お金の荷物”も、整理することで来年の暮らしが驚くほど軽くなります。
とくに50代以降は、ライフステージが次の章へと移る時期。子どもが独立したり、介護が始まったり、退職が視野に入ったりなど、これまでと大きな変化が生じていることでしょう。その変化に合わせて、保険と資産もアップデートが必要です。
見直すべき3つのポイント
加入している保険、本当に今のままで大丈夫?
長く払っているほど、意識しなくなりがちな保険。しかし、必要保障額は年々変わります。
- – 子どもが独立 → 死亡保障は減らす、あるいは解約
- – 健康状態の変化 → 医療保障を強化したくなるが、貯蓄での対応を優先する
- – 介護不安 → 介護保険よりも、貯蓄を優先する
まずは、保険証券を探すことからスタートしてください。見つからない場合は、再発行をお願いしましょう。
まずは「保障一覧表」を作って、保険の棚卸をしましょう。そして一生涯でいくら保険料を払うのかを計算してみてください。終身払いの場合は、85歳や90歳がひとつの目安となります。夫婦二人分で、500万円くらい払っている人がほとんど。貯蓄で対応することを検討してみてはいかがでしょうか。
眠っている資産はありませんか?
押し入れの奥、宝石箱、タンスの中…そこには、価値ある“休眠資産”が眠っているかもしれません。
特に、
- – 金・プラチナのジュエリー
- – ブランドバッグ
- – 時計など
- – 「売ると後悔しそうだから」「高かったから」と、先延ばしにしがちですが、役割を終えたものは、未来の資金へ変えてよいのです。
“お片付け”は、日々の生活はもちろん、家と心を軽くする投資だといえます。
預貯金や証券会社を整理して、身軽になる
今日はA銀行、明日はB銀行など、資産が散らばっていませんか?銀行と証券会社の一覧表と、資産の棚卸しをしてみましょう。
一覧にすると、
- – 普通預金に預けっぱなし
- – 定期預金を放置している
- – 老後資金の運用効率が低い
- – 米国株式や投資信託に集中投資をしている
などが見えてきます。
定期預金に預けるのなら、たとえば個人向け国債変動10年を検討してみてください。申し少し積極的に運用したい人は、NISAの活用で資産を“働かせる”視点が大切となります。
年末ルーティンのチェックリスト
- – 加入している保険の目的を確認
- – 保険料が家計に負担になっていないか確認
- – 保険証券の保管場所を家族と共有
- – 貯蓄・投資の比率を見直す
- – 眠っている資産を把握
- – 来年の大きな支出を予測(家の修繕、教育費など)して準備する
- – 住宅ローンや車ローンなどの残高を把握する
未来を軽くする準備をしよう
大切なのは完璧に整理することではありません。毎年、この時期に振り返る習慣をつけることが大切なのです。不思議なもので手に入れた当時は、あれだけ嬉しかったものでも、いずれ不要になってしまいます。不要なものは知らない間に増え続けてしまうのです。
年末に家族と一緒に
- – 保険の見直し、解約
- – 資産の棚卸し
- – 不要なものを手放す
これらを心掛けることで、お金が増えたり、部屋が広くなることで掃除をしやすいなど、将来の安心につながっていきます。
お金の整理は、あなたの未来を大切にする習慣です。今年の頑張りを労いながら、来年の安心へつなげていきましょう。
















