今回はインド市場と日本のダイヤモンドオークションについて、特にインド人バイヤーの動向とその影響に焦点を当ててご説明します。
インド人バイヤーの現状とリスク
インド人バイヤーの話から始めましょう。今、インドの人たちは、日本のオークション市場に注目しています。
それは円安のおかげで、日本のダイヤがお買い得になってるからです。それに、インド経済が好調で、みんながもっと高価なダイヤを買えるようになったから、その需要がどんどん増えています。理由として中国とインドは世界のダイヤモンド需要増分の5割を占め、両国合わせた市場規模は、米国を抜いて世界最大となる見込みがあるからです。
でも、この好調な状況がずっと続くわけではないです。インド国内で、いつ「おっと、ちょっと在庫多すぎかな?」となったら、一気に購入ペースが落ちるかもしれない。それに、円安だっていつまで続くかわからないし、利上げの懸念もある。またインドの経済状況によっては、急にバイヤーの気持ちが変わる可能性もあるんです。
だから、香港経由でなく直接日本から買うというのは、彼らにとっていい戦略なんですけど、この先どうなるかという不確実性もある。円安が進んで、今は日本のダイヤが安いけど、この状況がひっくり返ると、みんなの戦略も変わってくるかもしれません。
つまり、インドのバイヤーたちがどう動くかによって、現状日本のダイヤモンドオークション市場の未来が左右されるわけです。インドでの経済情勢や在庫の調整が始まったら、それが日本の市場にどう影響するか、しっかり見ていかないといけないです。これからどうなるかはわからないですが、変動に柔軟に対応できるように準備しておくことが大切だと考えています。
日本のオークション市場への影響
インド人バイヤーさんたちのおかげで、ここ最近盛り上がりはあります。日本のダイヤ、世界的に見ても、インドの人たちにとっては、もう「買い!」って感じなんです。でも、このマーケット、そんなに単純ではないです。
為替レートの変動もすごく大事。今は145円から150円の間で取引されてるけど、これが大きく変わると、インドの人たちの購入意欲にも影響が出て、結果として日本の市場全体に波及します。どちらかというと今は外資誘致の流れ、即ち政策金利を上げて円高方面にして日本投資を活況させるフェーズだから、日銀の動きとか、経済指標にも目を光らせておかないといけないんです。ダイヤの流通量というのは日本経済の一端な訳ですから。
だからこそ、リファスタを含む買取業者さん、そしてオークショニアたちは、これらの外部要因に常にアンテナを張って、市場の変化に柔軟に対応できるような戦略を立てておくことが、成功へのカギになると考えています。
不確実性が高いってことはリスクも大きいし、一時リターンも大きいってことなんですが、これはどの業界にも言えることですよね。
対策と今後の見通し
さて、最後にリファスタでの今後の対策と見通しですが、以上を以てまず大前提として、3月までは買いまくろうと思っています。
ただ気をつけなきゃいけないのは4月以降。特に6月の香港って、なんかネガティブなイベントが多いんです。リーマンショックの時もそうでしたが、その時期になると、香港の会場から人がパッといなくなる。つまり、そういう変動期に日本の市場が盛り上がりすぎていると、ちょっとヤバいかもしれないと感じてます。
例えばコロナ前の2019年にも似たようなことがあったし、そういうのを踏まえて、今後の戦略を考えないといけないと思っています。
インド人バイヤーの購入意欲を刺激し続けることは大切ですが、それってただ安いだけになるのが目に見えてるのと、競合さんとの仲で単純に利益を下げるだけな泥沼戦争なる可能性もある。
ただ上記はエンドユーザーさんには非常に良い話だと思います。
同時に為替の変動やインドの経済状況にも目を光らせておかないと、いざという時に対応できなくなるかもしれません。だから、リファスタでは、今のうちに売り上げを最大化する計画をしっかりと立てて、同時に市場の変動に柔軟に対応できる準備もしておく必要があります。だからスピード在りきだと考えております、はい。
要は、今がチャンスだと思って全力で売り込むのはいいんですけど、その後のリスクもしっかりと考えて、いつ何が起こっても大丈夫なように準備しておく。それが、リファスタがこれから先も成功し続けるための鍵ですね。
以上となります。インド人バイヤーの動向が日本のダイヤモンドオークション市場に与える影響は小さくありません。
リファスタでは、これらの変動に対応するために、戦略的なアプローチと準備を常にするつもりです。