セキュリティ向上と環境負荷の軽減へ
兼ねてよりセキュリティの向上や環境負荷の軽減の為、ペーパーレスを推進してまいりました。そして2022年8月より、店頭買取ご成約時にお渡ししていた取引明細のペーパーレス化を実現。
以前お渡ししていた紙の取引明細には個人情報が記載されており、紛失した際のリスクがございましたが、電子化した明細はお客様のメールアドレスにのみ送信するため、紛失リスクを未然回避出来ます。
木材 | 約10kg |
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水 | 約7.2トン |
CO2 | 約4.41kg |
リファスタでは今後も安心で安全なサービスの提供と循環型社会の実現に積極的に取り組んでまいります。
そして、持続可能な未来を築くために環境への負荷を最小限に抑えながら、効率的かつ革新的なソリューションを提供することをお約束いたします。
お渡し方法の違い
ペーパーレス化前 | ペーパーレス化後 |
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都度明細を印刷し、 直接お客様へお手渡し |
お客様のメールアドレスに ご利用明細を送信 |
ご成約の場合はメールにて送付
ご成約の場合にはすべてのお客様に、お品物と買取金額が記載されている明細をメールにて送付しており、過去の取引履歴も含め、ご確認が可能でございます。
また、不成約の場合には原則お渡ししておりません。ご希望される場合は、査定人にお申し付けくださいませ。
ペーパーレス化とは?
そもそもペーパーレス化とは、紙の使用を減らし、デジタル技術を活用して情報を共有・保存する取り組みです。
ビジネスにおいては、従来の紙文書を電子ファイルやクラウドストレージなどで置き換えることで、CO2排出を削減し、森林を保護することができます。
「ペーパーレス化 = CO2削減」というメリットばかりが思い浮かぶかと存じますが、メリット以外にももちろん、デメリットもございます。
メリット
環境への貢献
紙の製造や廃棄に伴うエネルギー消費が減少し、CO2排出が削減されます。そして、持続可能な開発目標(SDGs)の気候変動対策(SDG 13)に貢献できます。
また、森林保護として、紙の需要が減少することで、森林破壊を防ぎ、生物多様性の保護に寄与します。
セキュリティとプライバシーの強化
紙の場合には紛失リスクがございますが、ペーパーレスの場合はそのリスクを未然回避でき、セキュリティとプライバシーの強化が図れます。
アクセス制御として、必要な権限を持つ者だけがアクセスできるよう制御し、プライバシーの保護も可能です。
コストの削減
印刷コストの削減とし、紙、インク、トナーカートリッジ、印刷機器の購入・メンテナンスにかかるコストを削減可能です。
また、紙文書は保管スペースを必要としますが、デジタルファイルは電子デバイスやクラウドストレージに保存できるため、物理的な保管スペースのコストを削減できます。
デメリット
デジタルセキュリティのリスク
紙文書では紛失リスクがございましたが、オンラインのデータはハッキングやセキュリティ侵害のリスクに晒される可能性がございます。
そのため、弊社では一定期間を過ぎるとお客様に送付したURLの閲覧が出来なくなります。明細書を改めて確認する場合がある方は明細書のダウンロードをオススメいたしております。
デジタル環境が難しい方へアプローチ
ペーパーレス化とはインターネット接続を前提としていますが、それが難しい地域や層に対して課題が生じることがございます。
リファスタではもちろん、そのような場合には明細書を紙にてお渡しすることも可能でございますので、お気軽にお声掛けくださいませ。
ペーパーレス化によりCO2削減に成功
リファスタでは取引明細のペーパーレス化により、年間約25kgのCO2削減(小学2年生の平均体重ほど)に成功いたしました。
CO2排出量の削減はSDGs(持続可能な開発目標)17の目標のうち、
8.働きがいも経済成長も
12.つくる責任 つかう責任
に該当いたします。
しかし、CO2排出量の削減といっても、CO2排出にはさまざまな要因があり、そのすべてを考慮することが出来ないため、あくまでも概算となりますが、3つの軸で明細所のペーパーレス化における環境への影響を計算いたしました。
(※例えば、コピー用紙製品が工場から販売店舗へ配送される際に輸送機から発生するCO2量等)
コピー用紙を使わない場合の削減量
リファスタでは毎月約300枚の取引明細書を複合機にて印刷・お客様へお渡ししておりました。
一般的なコピー用紙(PPC:Plain Paper Copier)は、1,520kg/tのCO2排出量とし、以下の試算が出来ます。
コピー用紙を使わない場合のCO2削減量の試算方法
コピー用紙A4サイズ1枚あたりのCO2排出量
4.6g × 0.00152kg = 約0.007kg = 約7g
CO2排出量の計算(月間)
7g × 300枚 = 2,100g = 約2.1kg
CO2排出量の計算(年間)
2.1kg × 12ヶ月 = 約24.2kg
複合機を使わない場合のCO2削減量
リファスタの1ヶ月の営業日数は26日とし、1日の複合機の使用時間は8時間、1ヶ月の複合機使用時間は208時間とします。
使用複合機は、「東芝テック複合機(型番:e-STUDIO 2515AC)」、コピー機の消費電力は最大1.5 kW以下の場合、以下の試算が出来ます。
複合機を使わない場合のCO2削減量の試算方法
電力消費量の計算(月間)
電力消費量(kW/h)=消費電力(ワット)×使用時間(時間)÷1000
電力消費量(kW/h)=1.5kW×208時間÷1000=0.312kW/h
CO2排出係数の適用
東京都の電力の平均的なCO2排出係数は、おおよそ0.36kg-CO2/kWhとされています。
CO2排出量の計算(月間)
CO2排出量(kg)=電力消費量(kW/h)×CO2排出係数(kg/kWh)
CO2排出量(kg)=0.312kW/h×0.36kg-CO2/kWh=0.11232kg=約0.12kg
CO2排出量の計算(年間)
0.12kg×12ヶ月=約1.44kg
明細書データをドライブ上に保存する際に発生するCO2量
前述の通り、1ヶ月間の明細書発行が300枚のため、1ヶ月の営業を26日とした場合、1日の発行数は約11.5枚となります。
PCの電力消費量を250W(PCの電力消費量は20~500Wと幅広いため、ここでは250Wとする。)、ドライブ上への保存回数を1回/日とし、保存する際のPC稼働時間を約5分/日(ファイル操作とアップロード時間の合計)といたします。
明細書データをドライブ上に保存する際に発生するCO2量の試算方法
電力消費量の計算(月間)
電力消費量(kW/h)=消費電力(ワット)×使用時間(時間)÷1000
電力消費量(kW/h)=0.25kW×2.17時間÷1000=約0.0005425kW/h
CO2排出係数の適用
東京都の電力の平均的なCO2排出係数は、おおよそ0.36kg-CO2/kWhとされています。
CO2排出量の計算(月間)
CO2排出量(kg)=電力消費量(kW/h)×CO2排出係数(kg/kWh)
CO2排出量(kg)=0.0005425kW/h×0.36kg-CO2/kWh=約0.0001953kg=約0.0002kg
CO2排出量の計算(年間)
0.0002kg×12ヶ月=0.0024kg
リファスタの目指す社会
リファスタはリユース業を通じてSDGsの取組を積極的に行い、お客様や地域に貢献をしたいと考えています。
しかし、ペーパーレス化にはメリットが多くありますが、勿論デメリットもございます。また、ペーパーレスによってどのくらいのCO2が削減できたかを計算するにはあらゆる事象を求める必要がございます。
今回は「年間削減量 = 約25kg」といたしましたが、取引明細書以外にもペーパーレス化を進めていくことで、お客様に、地域に、社会に、地球にと貢献できるよう精進してまいります。
そして、持続可能な未来を築くためには、ビジネスモデルの再構築が不可欠です。SDGsの目標と一致する取組みを進めることで、ビジネスの成長と地球環境の保護を両立させることを約束致します。