前任の黒田東彦総裁が退任し、新たに経済学者出身の植田和男氏が日本銀行総裁に就任しました。
今回は約30年来、日本経済を悩ますこのデフレから脱却するために必要なことについて、提言を行っていきたく思います。
この記事の要約
今回の記事では、日本が長らくデフレから脱却できないヒントを政策誘導目標金利に求めて解説。
すなわちデフレの最終的な原因とは30年来、金利の上昇がないからではないかと考える。
金利の上昇は物価の上昇、ひいては企業の倒産などを引き起こすことは確かではあるだろう。
しかし、それこそが変化の兆しであり、変化の前にはネガティブなことは起こるもの。
大きな利益を得るためには、何もかもそのままなんて虫のいい話など通らない。
苦しい道の先にこそ長期的な利益が待っている。
今や日本国民は腹をくくるべし、ということを考えていきましょう。
日本がデフレから脱却できないヒント
以下のグラフは日本の政策誘導目標金利の推移です。

デフレが始まった1990年代中半から変わっていないのは、この政策誘導金利だけです。
この金利を上昇させることは、皆さんにとってイヤなものでしょう。
金利の引き上げは、物価の上昇やローン金利の上昇など、生活の部分でイヤな事象をさまざま発生させます。
日本人はなぜこうも変化を嫌うようになったのか…

最近、テレビのご長寿番組が終了すると一斉に悲しむ声が上がります。
駅前のデパートなどが閉店するのであれば長蛇の列です。
日本人はなぜこのように変化を嫌うようになったのでしょうか。
変わらない仕事を続け、同じことをやっている限り、飛躍的な給料の上昇などないのに、ありえない結果を求めるということになっているのです。
デフレの最終的な原因とは、上記で見たとおり金利の上昇がないからではないか、と考えます。
金利を上昇させれば、物価の上昇や企業の倒産、一時的に給料の下げなどがあるでしょう。
しかし、それは変化の兆しであり、変化する前には自身にとってネガティブなことはいくらでも起こるものです。
より大きな利益、給料を取りたいのであれば、変化を厭わない姿勢が大事なのではないでしょうか。
インターネットが登場してから世の中は大きく変化しているのに、日本人のほとんどの意識は、あまり大きく変化してほしくないと願っているように見えてしまいます。
大きな利益を得るためには、何かを取捨選択しなくてはいけません。
何の変化もなしに、大きな利益なんてありえないことがわからないのでしょうか。
苦しい道の先にこそ大きな利益がある!

金利の上昇は、皆にとってイヤな話です。
今の国家財政であれば、最終的には増税になることは避けられないでしょう。
しかし楽な道と苦しい道があれば、苦しい道を選んだ方が長期的には大きな利益につながるのは当然のことです。
デフレから脱却したければ、苦しい道を選べばいいだけの話です。
困難に当たってこそ、人間は創意工夫をしてそこから脱却するものです。
今のように今日の仕事も明日の仕事も変わらず、収入や人生を謳歌したいなど都合のいい話などありえません。
換言すれば、日本人が想像以上に政府によって甘やかされ過ぎていることこそが、こんなにも低成長な理由なのではないでしょうか。














