アーティスト紹介 リチャードセラ/RichardSerra

アーティスト紹介 リチャードセラ/RichardSerra

カナダのトロントピアソン国際空港ターミナル1にある「TILTED SPHERES」

今回ご紹介するアーティスト「リチャードセラ/RichardSerra」はオレンジのさび色の鋼板を使った巨大な彫刻でよく知られる現代アーティストです。

日本とも縁が深く特に「日本庭園」に影響を受けたとインタビューで答えています。

また危うく廃棄されそうになった東京ビエンナーレ出展作品が現在多摩美術大学八王子キャンパスに埋められていることは有名なエピソード。

この記事を読んでいただくと

  1. 主なプロフィール
  2. 代表作
  3. 作品オークション情報
  4. アーティスト関連最新情報

などについて知っていただけます。

アートに興味関心のある方にはきっと面白くお読みいただけます。

ぜひご一読ください。

※記事内の写真画像はフリーライセンス画像提供元「WikimediaCommons」などから引用させていただくこともあります。ご了承ください。

リチャードセラのプロフィール

カタールのドーハでは多くのリチャードセラ作品と出会える

幼少期

1938年にカリフォルニア州サンフランシスコで誕生。

造船所の配管工だった父親の仕事を見て育ち、自らも学生時代のアルバイトで製鉄所を選ぶほど鉄に魅せられた少年時代を送る。

青年期/学生時代

カリフォルニア大学サンタバーバラ校で英語学を学んだあと、1964年イェール大学でアートの修士号BFAとMFA両方を取得。

奨学金(イェール大学)を得てイタリアとフランスでの遊学を経験したあと、1966年NY移住をはたす。

創作初期

彫刻とドローイングを中心とした創作活動を開始。

早い段階で批評家やギャラリーに好意的に迎えられる。

特に戦後アメリカ美術を牽引したギャラリストが自らの名を冠したギャラリー「レオカステッリギャラリー」は高く評価した。

創作中期

トレードマークのさび色後半を使用した彫刻作品を多数製作。

1970年ごろから大量に制作したこれらの作品具により、一躍彼をパブリックアートの人気アーティストに押し上げた。

創作後期現在

1993年アメリカ芸術科学アカデミーの会員になったことを皮切りに、

  1. 1994年 高松宮殿下記念世界彫刻賞
  2. 2000年 第49回ヴェネツィアビエンナーレ金獅子賞
  3. 2015年 フランスの名誉勲章

など数々の賞を受賞。

名実ともにアメリカを代表する現代アーティストとなった。

リチャードセラの代表作

InstagramなどSNSでも人気のアートスポット
「East-West West-East」

作品タイトル East-West/West-East

製作年度 2014年

MEMO カタール砂漠の真ん中に立つパブリックアート作品。巨大な四枚の板が立ち並ぶこの作品に至る道はなく、鑑賞者は砂漠をドライブするしかない。

作品タイトル ADrawinginFiveParts

製作年度 2005年

MEMO デビュー以来黒色ワックス塗料を塗ったチューブを使用してドローイングを作成して北が本作も同様の手法で制作。

5枚の弧を描くドローイングで構成され、それぞれの弧の動きは時間の経過を暗示している。

リチャードセラのオークション落札情報

作品タイトル「CornerProp」 

  • 落札価格 1,986,500米ドル
  • 落札年 2010年
  • オークションハウス サザビーズ

MEMO 「Prop」とタイトルがつく一連の作品はリチャードセラの代表的な作品シリーズ。

「prop=つっかえ棒」の意味通り鉄棒で天井の隅(コーナー)にある四角形のボックスを支える形状の作品。

作品タイトル「LACone」 

  • 落札価格 4,267,750米ドル
  • 落札年 2013年
  • オークションハウス クリスティーズ

MEMO リチャードセラが好んで使用した「COR-TENR鋼(「鉄さびをさびで防ぐ」という発想から生まれた鉄合金材)」を使用した最長4.5m近い造形作品。

「空間は素材」ととらえる作家の視点のもと、ゆるやかな弧を描く鋼材で作品を空間から独立させている。

リチャードセラ作品と出会える場所

作品タイトル 「反転し合う直角、ヘクサグラムの基礎板を取り囲むために」

場所 多摩美術大学八王子キャンパス(東京都)

作品タイトル DoubleCones

場所 豊田市美術館(愛知県)

※展示ローテーションの関係上、ご紹介した作品が常設とは限りません。

事前に美術館に問い合わせされることをおすすめします。

リチャードセラの最新情報

国を挙げてアート啓もうに取り組むカタールにはリチャードセラの作品を多数鑑賞することができます。

砂漠や海、リチャードセラの表現を最大限引き立たせる舞台設定のもとより輝きを増しています。

コロナ渦終息後にぜひアートトリップに出かけてみてください。