あなたは金とビットコイン、どちらを買う?

アメリカ大統領選挙が12月14日の選挙人投票を前にバイデン勝利確実と見て、さまざまな変化がもたらされています。

今回のテーマ、ビットコインもその一つです。

バイデン政権の誕生で変わること

合衆国第46代大統領の座を確実のものとしたジョー・バイデン

バイデン新大統領の誕生によって何が変わるのか、今ひとつピンとこないのではないでしょうか。

しかし、見ている人が見れば確実に変わってきています。

その一番は、環境政策です。

世間の本屋の本棚を見ると、一斉に環境問題を扱う書籍が増えたのは明らかです。

テレビではSDGs(持続可能な開発目標)投資に関する広告宣伝がこれまでかというほどに増えています。

これは、まさにリベラルと保守の戦いの結果です。

つまり、バイデン民主党、リベラルになるのですが、この大きな主張は環境政策についてです。

ブッシュ・ジュニアとの大統領選挙に敗れた民主党のアル・ゴアも、環境投資ブームで一斉を風靡しました。

それに続くオバマ前大統領もグリーンニューディールを掲げ、今回のバイデン次期大統領もそれを引き継いでいます。

アメリカ人の環境保護気質

1872年、世界で初の国立公園となったイエローストーン公園

アメリカでは、環境に無頓着な人は社会人としての素養を問われるくらいの現状です。

では保守、共和党も無関心かと問われれば、そうでもありません。

アメリカ人が一団結して環境保護を訴えているのです。

アメリカには環境先進国という自負があります。

国立公園は日本にもありますが、この先鞭をつけ、国立公園制度を打ち立てたのはアメリカです。

そのくらい環境にナイーブな国になります。

一方で共和党が無関心に見えるのは、それによって得られる効果に疑問を呈しているからにすぎません。

大統領が共和党から民主党に変わっただけで、世間の様相は顕著に一変すると考えてください。

では、金融の話をしていきます。

金融も保守からリベラルに変化!

ニューヨークのマンハッタンにあるブラックロックの本社

現在のムニューシン財務長官が、ゴールドマンサックス出身であることを知っている方も多いでしょう。

バイデン政権の中枢に任命される可能性が高い人物は、投資信託での預かり資産や運用利回りが高いことで知られるブラックロックになります。

ここに共和党御用達はゴールドマンサックス、民主党御用達はブラックロックという構図が見えてきます。

老舗のゴールドマンサックスに対して、新興勢力のブラックロックに金融の主力が転じることによって政策も違ってくるのです。

ブラックロック首脳のビットコイン発言

ブラックロックの首脳がビットコインが金をリプレイス、すなわち取って代わることができると発言したことがその後のビットコインの急騰につながっています。

ビットコインはゴールドをリプレースできる:ブラックロック最高投資責任者

引用元:coindesk JAPAN

以下は現在のビットコインは高すぎであり、金は長期的には調整期間になるという記事です。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-10/QL2T77T0G1LJ01

引用元:ブルームバーグ

この辺の金の調整について、さまざまな点から解説をしていますので参考にしてください。

ビットコインは金をリプレイスできるか?

1982年発行のイタリアのリラ紙幣に描かれた『東方見聞録』の著者マルコ・ポーロ

最初に結論から言えば、ビットコインは金に代わることはできません。

まず、ブラックロック首脳がビットコインを重視することがあり得ないからです。

なぜなら、ビットコインのオーナーの97%は中国人。

金の価値を否定してビットコインの価値を肯定することは、欧米の文化を中国に売り渡すことを意味します。

単独主義から国際協調路線に切り替えることを鮮明にしているバイデン次期大統領ですが、中国との対決姿勢は当面改めるつもりがないと言明しています。

現在は中国が産金世界一ですが、そもそも金の価値を知らしめてきたのは欧米でした。

ヨーロッパの大航海時代に最初は通貨としての銀から始まり、そして通貨としての金を認めました。

『東方見聞録』のマルコ・ポーロが「黄金の国」と日本を評したり、また石見銀山がそのほかの日本の優秀な文化遺構に先んじて世界遺産に認定されたのは、欧米の通貨の歴史に甚大な影響をもたらしたからです。

金や銀こそが欧米の価値観そのものであり、仮想通貨は2000年代に入ってできたものにすぎません。

仮想通貨は無形資産時代の申し子

スマホの普及と訪日観光客の増加で、もはや待ち合わせスポットではなく撮影スポットと化した渋谷駅前の忠犬ハチ公像

ネットの社会では、スケーリングや大衆化の速度が格段に速いことが実証されています。

日本は1990年代以降、それほど経済成長はしていませんが、生活基盤は格段によくなったと感じる人がほとんどでしょう。

それはほとんどネット社会到来の帰結です。

待ち合わせの時間通りに来ないとなると、携帯電話がない時代には、相手が本当に来るのか来ないのかわからないまま待つなんてことになりましたが、今では電話やメール一本でその不安は解消するような効率的な社会になっています。

果ては、GPSによって相手の位置を知ることもできるのです。

この効率の相乗効果はものすごく、これを保守と革新で分けて考えていくと、ビットコインなどの仮想通貨は革新性の高いものになることができ、またネット時代の申し子と言っても過言ではないでしょう。

ビットコインの行く末

ビットコインのほかにもイーサリアム、リップルなどさまざまな種類がある仮想通貨

アメリカの価値観では、中国人の寡占しているビットコインを生活基盤通貨にすることは我慢ならないでしょう。

ゆえにいくら進歩的なリベラルでも、ビットコインを排除する政策になっていくと考えられます。

そういった面から見て、ブラックロック首脳の発言は、自身のポジション調整の可能性が高いと判断することもできます。

すぐにルールを変更したがる中国人オーナーのコインなどに、自分の資産を預けたくないというのが人々の本音です。

現実に仮想通貨といってもさまざまな種類があり、面倒くさいと感じるのが普通でしょう。

しかし、バイデン民主党がこのビットコインに懸念を示さない限り、ビットコインの価格は上昇し続ける可能性は高いと言えます。

そして、共和党政権になればまた価格が崩落するのでしょう。

下手をすれば共和党政権になれば、価値がなくなる可能性もあります。

この記事のまとめ

もはやビットコインは中国の象徴!?

今回の記事では、ビットコインは金をリプレイスすることはできないと断言!

そもそも金の価値を知らしめてきたのは欧米であり、中国人が97%を所有するビットコインを生活基盤通貨にするなど、自らの魂を中国に売り渡すような所業。

ゆえにいくら進歩的なバイデン政権であったとしても、ビットコインを排除する政策になっていくものと考えられる。

こういう内容の記事でした。