ダイヤモンド採掘企業TOP5徹底解剖!イギリス「ペトラ・ダイヤモンズ」

ダイヤモンド関連

デビアスのドル箱カリナン鉱山を引き継いだ「ペトラ・ダイヤモンズ」

「ペトラ・ダイヤモンズ Petra Diamonds」は世界最大カラットのダイヤモンド「カリナン」、そして大粒のブルーダイヤを多く産出してきたことで知られるカリナン鉱山を所有するダイヤモンド採掘企業です。

ダイヤモンド採掘技術者出身の「アドニス・ポウロリス」をトップに掲げ、現在では南アフリカに4つ、タンザニアに1つダイヤモンド鉱山を所有しています。

ペトラ・ダイヤモンズの所有するダイヤモンド鉱山では、創業した1997年から約20年の間にミュージアム・ピース級の希少ダイヤモンドを多く産出してきました。

この記事ではアフリカ産ダイヤの供給源「ドミニオン・ダイヤモンド」についてご紹介します。

ペトラ・ダイヤモンズの創業から現在までの歩み


アフリカの主要鉱山を所有するペトラ・ダイヤモンズは創業から20年でまたたく間にダイヤモンド採掘企業のトップ5に踊り出ました。

ペトラ・ダイヤモンズ躍進の大きな理由は、ピークを過ぎたとみなされた鉱山を安く手に入れ、より効率的な採掘によって生産量を増やしてきた点です。

ターゲットとなったのは主にデビアスの所有鉱山で、デビアスが自社鉱山の中で2番手3番手とみなしてきたダイヤモンド鉱山を取得し大きな利益を上げてきました。

またときにはBHP Billitonといった資源メジャーと協力し、このような柔軟な経営体制にダイヤモンド市場の中で着々と地位を確立してきました。

またペトラ・ダイヤモンズがデビアスやアルロサと一線を画するのが、同族企業でもなく半国有企業でもない点にあります。

創業から一貫してペトラ・ダイヤモンズはロンドン証券取引所のAIM市場(新興企業が上場)、メイン市場(大企業が上場)にて株式公開を行ってきました。

ここではペトラ・ダイヤモンズの創業から現在までの主な出来事をまとめました。

  • 1997年 創業・ロンドン証券取引所AIM市場に上場
  • 2007年 コフィーフォンテイン鉱山の過半数の持分を取得しました。
  • 2008~9年 カリナン鉱山の持ち分を2008年に37%、2009年には70%以上取得しました
  • 2009年 タンザニアのウィリアムソン鉱山の過半数の持分を取得しました。
  • 2011年 ロンドン証券取引所メイン市場に上場

ペトラ・ダイヤモンズが所有する鉱山・ダイヤモンド原石の特色

カット後のカリナンダイヤモンド

デビアスが所有していたカリナン鉱山をはじめ、アフリカの主要ダイヤモンド鉱脈にはペトラ・ダイヤモンズ所有の鉱山がいくつもあります。

ここでは主だった鉱山についてご紹介します。

世界最大のダイヤモンド発見!カリナン鉱山

カリナン鉱山(旧プレミア鉱山)は世界最大のジェムクオリティのダイヤモンド「カリナンダイヤモンド(3,106.75カラット)」が発見された鉱山として知られています。

カラット数が大きく品質の高いダイヤモンドが採掘されると定評があり、これまで400カラットを超えるサイズのダイヤモンドの4分の1がここカリナン鉱山で発見されています。

また稀少なブルーダイヤモンドの重要な供給源でもあります。

2019年新種鉱物発見!コフィーフォンテン鉱山

カリナン同様に大粒で良質のダイヤモンドが採掘される鉱山です。5~30カラットの大粒で透明度が高いダイヤモンドが安定して生産されています。

また2019年にコフィーフォンテン鉱山で採掘されたダイヤモンドの中から新種の鉱物「ゴルトシュミッタイト」が発見されたことが話題となりました。

南アフリカナンバー2の鉱山!フィンシュ鉱山

フィンシュ鉱山は南アフリカ共和国で2番目に採掘量が大きいダイヤモンド鉱山です。デビアスのベネチア鉱山に次ぐ生産量を誇ります。

バブルガムピンクダイヤの宝庫!ウィリアムソン鉱山

タンザニアで唯一大規模採掘がおこなれているダイヤモンド鉱山です。

大粒で良質のピンクダイヤが発見されることでよく知られています。

特にバブルガムと呼ばれる濃い色合いのピンクダイヤは、ほとんどがここウィリアムソン鉱山で発見されています。

エリザベス女王に贈られた「ウィリアムソンピンク」は特に有名です。

ペトラ・ダイヤモンズについてのトピックス!希少ダイヤモンド情報など


ブルーダイヤ、ピンクダイヤ、ファンシーイエローダイヤ、ペトラ・ダイヤモンズが発見してきた気象カラーダイヤは枚挙にいとまがありません。

ここでは特によく知られたカラーダイヤについてご紹介します。

「ウィリアムソンピンク」

ウィリアムソン鉱山で発見された最も有名なピンクダイヤです。

バブルガムと呼ばれる濃い色合いのピンクが特徴的かつ不純物のない美しさで人々を驚かせました。

1947年イギリス王室エリザベス女王とフィリップ殿下の結婚式のギフトとして贈られました。

54.5カラットの原石は23.6カラットの重さのラウンドブリリアントにカットされ、カルティエによって花モチーフのブローチにセットされました。

「ジョセフィンの星」

2008年に発見された原石サイズ26カラットものカラー・透明度共にパーフェクトなブルーダイヤです。

香港の大富豪でありダイヤモンドコレクターの「ジョセフ・ラウ」が娘の7歳の誕生日のプレゼントに贈ったエピソードでよく知られています。

今後のペトラ・ダイヤモンズ社の展望を占う!


ペトラ・ダイヤモンズはダイヤモンド採掘のプロフェッショナルが立ち上げた、ダイヤモンド企業には珍しいケースです。

ダイヤモンド採掘のノウハウを知りぬいてるからこそ、安易な量産ではなく価値ある石を得ることに集中してきました。

同時に作業効率と収益性を追求するペトラ・ダイヤモンズのビジネススタイルは、投資家達に好まれ、ピーク時には株式時価総額10億ドルをマークしたこともありました。

(2010年台後半に負債を抱え株価ダウンに悩んだものの2019年からは上向き基調です)

その成果が数々の大鉱山の取得そしてメイン市場への上場であり、また採掘された数々の見事なダイヤモンドにあらわれています。

折りしも2019年には創業者アドニス・ポウロリスの後継者選びが進められていることが大きな話題となりました。

今後どのような変革を起こすのか、ペトラダイヤモンズには多くの関心が集まっています。

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