目次 1 NY発わびさ" />

ヘンリーデュネイ Henry Dunay

NY発わびさび×モダンジュエリーブランド「ヘンリーデュナイ/Henry Dunay」

※写真はイメージです

「ヘンリーデュナイ/Henry Dunay」は海外ブランドでありながら、日本の「わびさび wabisabi」にインスピレーションを受けたジュエリーブランドとしてよく知られています。

若き日には金細工師達の間でメッセージボーイとして働いていた創業者ヘンリーデュナイは、デザイナーおよびビジネスマンとしての才覚に恵まれてまたたく間にニューヨークで彼の名を知らぬ者はいない有名ジュエリーデザイナーの仲間入りを果たしました。

ハリウッド伝説の大女優エリザベス・テーラーはじめ多くのセレブ達がこぞってヘンリーデュナイのジュエリーを身につけました。

そして1965年のブランドスタートから半世紀以上が経つ現在においても、ヘンリーデュナイの名を冠したジュエリーは、ジュエリーコレクター・マニアによって熱狂的に支持されています。

この記事ではNY発わびさびジュエリー「ヘンリーデュナイ/Henry Dunay」の特徴や魅力についてご紹介します。

ジュエリーデザイナー「ヘンリーデュナイ」とは?


オーナー兼デザイナーであるヘンリーデュナイは21歳と9日で自身のブランドを立ち上げました。

創業以来ニューヨークを代表するジュエリーブランドとして君臨し数々の賞に輝きました。

リーマンショック後の破産からもやがて復活し、現在もNYジュエリー界の重鎮として活躍しています。

ここではヘンリーデュネイのプロフィールについてご紹介します。

ニュージャージー生まれ・三人兄弟の真ん中として誕生

ヘンリーデュナイは、1935年に米国ニュージャージー州ジャージーシティで生まれました。

ポーランド系アメリカ人の両親のもと、3人兄弟の真ん中に生まれたヘンリーデュネイは、もともと「ロニエフスキー」の姓を名乗っていました。

しかし長じて後にアメリカではマイノリティに属することをあらわすロニエフスキー姓からデュナイ姓に変更しました。

14歳でジュエリー職人の見習いに

ヘンリーデュネイのキャリアは14歳の時、ニューヨークの宝石商ルドルフ・カチョーリの見習いからスタートしました。
最初は単なるメッセンジャーボーイでしたが、ジュエリー製作に興味を持つようになりいつか自分のブランドを立ち上げることを決意しました。

21歳で独立を果たす

21歳の誕生日を迎えてから9日目に、ヘンリーデュネイは自身のジュエリーデザイン会社を設立しました。

メッセンジャーボーイ時代に販売されているジュエリーが代わり映えしないことに気づいた彼は、売れるジュエリー製作のためには、他のジュエリーにはない新鮮さが必要であることを確信していました。

ヘンリーデュネイの狙いは当たり、彼の作品はすぐにデビアスダイヤモンドインターナショナルアワードの表彰を受けることとなりました。

ヘンリーデュネイオリジナル仕上げ「わびさび仕上げ」

品質の高いダイヤモンドやカラーストーン、独創的な彫細工によって作り出されるヘンリーデュネイジュエリーはオリジナルの金属仕上げが施されています。

それが「わびさび仕上げ」と呼ばれるオリジナルの金属仕上げなのです。

わびさび仕上げは人の手によって細かくエッチングされたラインをジュエリー全体に施す技法です。

ゴールドのともすると強すぎるきらめきをやわらげ上品さを与えてくれます。

この控えめな輝きは日本女性をも魅了し、一時ヘンリーデュネイは日本国内でも認知度の高かったジュエリーブランドなのです。

エリザベス・テーラーが手にしたダイヤモンド・マスク作成

ヘンリーデュナイの手掛けた大仕事の中でも、エイズ研究財団「amfAR」の要請によって製作されたダイヤモンドマスクは特によく知られています。

広告の中でエリザベス・テーラーが手にしたダイヤモンドマスクは、その後オークションで売却されてしまいました。

しかしリズがマスクと映した美しい姿は永遠に歴史に残ることでしょう。

※写真はイメージです

現在はNYジュエリー界の重鎮として活躍

リーマンショックを期に、ヘンリーデュネイは自身の会社を売却することを選択しました。

現在は過去のマスターピースを扱うをひらき、CFDA(アメリカファッションデザイナー協会)ジュエリーコミュニティで活躍しています。

ヘンリーデュナイのジュエリーの特徴

※写真はイメージです

ヘンリーデュネイのジュエリーが多くの人々に愛されている理由のひとつに、マットな輝きをもたらすエッチング技術「わびさび仕上げ」の導入があります。

細かい手彫りのわびさびラインが入ったリングやネックレス、イヤリングやブレスレットは一般の女性たちのみならず、政治家、有名人、王族をも魅了してきました。

しかし2009年12月に全てのジュエリー在庫およびデザインをオークションで売却したあと、新会社「HDD Inc.」としてマスターピースの管理を続けています。

残念なことですがヘンリーデュネイ年齢を考慮すれば、新作が世に出ることはもはやないでしょう。

ヘンリーデュナイのジュエリーを手に入れられる場所


残念ながら2019年現在、日本にはヘンリーデュナイの直営店舗はありません。デパートのアジア系イベントやセレクトショップなどで出会えることもあります。

確実にヘンリーデュナイのジュエリーについてもっと知りたいなら、公式サイトやSNSで実際に販売されているジュエリーコレクションをチェックすることが可能です。

公式サイト:http://hddinc.co/
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=S2BOjFyNnYk 「Henry Dunay」

そしてヘンリーデュナイのジュエリーを手に入れるなら、国内のリユースマーケットで手に入れる方法があります。

日本古来の美意識を再認識させてくれるヘンリーデュナイ

※写真はイメージです

ヘンリーデュナイの立身出世を体現したようなプロフィールを、ラッキーなメッセージボーイがアメリカの富裕層の心をキャッチするキーワード「わびさび」で時代の波に乗ったと一言で断言することはたやすいでしょう。

しかし、ほとんど学校に通ったこともない1人の貧しい少年が日々美しい宝石ジュエリーに触れるうちに彼の内なる芸術家魂が目覚めたという事実。

そして彼のオリジナル作品を創造する原動力が日本のわびさびにあったと考えると、全く異なるように見える東洋と西洋の美的感覚が融合したときの化学反応について深く考えさせられます。

ぜひヘンリーデュナイのジュエリーに触れて、あらためて日本古来の美意識について再認識してみてはいかがですか?