消費税増税前に金を売却したほうが良いのか?

貴金属,相場関連

日本の税法について

来る10月に消費増税が行われます。

今回は、消費増税に際する金の売却について、弊社なりのご提案をさせていただきます。

日本の大手中古ショップ

日本の税法では、商品を購入する場合には現在8%の消費税を徴収され、売却の場合には逆に8%の税金の還付があります。

例えば、中古品を購入する場合には8%の徴収が行われますが、逆に売却時には8%の還付が行われます。

これでは税金がなくなるのではないかと思う方も多いでしょう。

ただし、この中古品の売買を行う業者では、売却する値段と購入する値段が違わないと、その代金は違わなければいけません。

すなわち、購入代金より売却代金を高くしないと中古業者のブローカーは利益が出ません。

つまり、同じ8%の税率でも売却時と購入時で値段が違うので、その差が税金になるのです。

消費税増税後に金を売却するメリット

金を売却する日付によって8%か10%か、還付される率が変わってくる

金の売却も同じです。

9月30日までは8%の消費税の還付が行われますが、10月1日から法律上10%の還付が行われます。

日付によって8%か10%か、還付される率が変わってくるのです。

9月1日に購入して10月2日に売却すれば、9月1日の税率は8%になりますが、10月2日の還付は10%で、その価格が同じ場合、仮にキロ500万円の金を買ったとすると、510万円があなたの手元に戻りますので、10万円のお得になります。

逆に9月1日に金をキロ500万円で買っても、10月2日に450万円になってしまえば、50万円の損になります。

その場合の税率は、9月1日が8%で40万円の支払いですが、10月2日には45万円の還付になります。

しかし、金本体の価格にて50万円の損になっていますので、トータルでは損をするのです。

反対に10月1日以降の金の価格が上昇すれば、それ以上に大きく、正確に言えば2%分利益が上乗せされます。

2%と言っても、金の価格が500万円の場合、10万円になりますので、けっして看過できない金額です。

金価格予測

下記は2019年の金価格予測の推移になります。

系列1が予測値、系列2は実際の金価格

グラフを見る限り、予測値を大きく上回って価格が推移しています。

これは、予測以上に金利の低下が進行していることが起因です。

この価格予測はドル建ての価格になりますので、円建ての場合はこの数字にグラム換算(31.1035を除する)し、その上に時価のドル円レートを掛けると日本円の値段が出ます。

これからの金価格推移予測

年初の予測と現在では、だいぶ乖離してしまっていますので、7月31日のドル建て金価格が1427.55ドルとして、これからの価格推移を予測したものが以下の通りになります。

これによると、今年の価格の頭は11月の末です。

去年8月に出した価格予測によると、今年の7月に金の価格は頭を迎える予定だったのですが、これが現在の価格では11月にづれ込んでいます。

この要因は金利の急速な低下で、現在、日本を筆頭にユーロがマイナス金利になります。

アメリカの金利はこれに合わせて低下しているので、余計に金価格が上昇していると思われます。

もちろん、上記のグラフは、ドル建て価格になりますので、ドル円相場が現在のレート106円前後から大幅に円安になるようであれば、大きくは下がらないことになります。

ただし、円建て金価格は為替変動には長期的にはあまり関係なく、いずれはドル建て金価格に収れんするという正確性を帯びているものですから、近い将来、価格は下がると見てよいでしょう。

今からでも金を購入しておき、11月までに売却すれば利益が出る確率はかなり高いということになります。

参考までにパラジウムは金以上に価格が上昇する可能性がありますので、後日の記事をご覧ください。

今後の展開

今からでも金を購入しておき、11月までに売却すれば利益が出る確率はかなり高い

この背景は、去年10月からアメリカ経済は下降を始め、12月から大きく景気が鈍化していますので、今年もそれにならう可能性が非常に高いということです。

去年の10月までが景気が良すぎ、それ以降、アメリカ景気は鈍化し、12月からは景気の成長が著しく鈍化しました。

今年の場合、10月から景気が多少良くなり、12月からは本格的に良くなる、そのときの金価格は反相関の関係にあることになります。

※1 なお、上記のグラフは弊社独自の計算方法によって計算され、弊社アナリストの独自の判断は一切含まれておりません。

※2 金利の変動には弱く、正確に将来の値段を予測したものではないことをご承知ください。

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