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アメリカはドルを切り下げるほかない

アメリカの貿易赤字の推移

先日、アメリカの貿易統計が発表され、夏にしては異常な多さの貿易赤字となりました。

今回は、この貿易赤字とドルの上下動に関してお話しをしてまいります。

参照元:TRADING ECONOMICS

上記は、過去10年間のアメリカの貿易収支です。

2017年のトランプ政権発足時から、貿易赤字が激増していることが見て取れます。

そして、若干見にくいですが、毎年年初の近辺にかけて赤字が増え、夏に向けて縮小している傾向があることがおわかりになるでしょう。

つまり、先日発表された貿易収支で赤字が夏に増えていることは、トランプ政権の貿易政策の間違いとも指摘できます。

赤字が大きく増えている理由は、7月からさらなるドル高になっているからとも言えます。

日本の場合、円高になると輸入物価が下がり、輸出が不振になるのと同じ構図です。

アメリカは、ドル高の場合は自国製品が値上がりするので輸出が不振になり、輸入は安くなるので輸入額は増えます。

結果として貿易赤字が増大したことになります。

再びドル安、ドル高と金価格の関係

ドル安ならば金価格が上昇して逆ならば金価格は下落する

何度も口酸っぱく言いますが、ドル安になれば金価格が上昇し、ドル高になれば金価格は下落します。

今回も、金価格は4月から下落していますが、これはドル円が105円から113円までのドル高になっていることから、金価格が下がっているのだと言えるでしょう。

アメリカの貿易赤字はもはや世界の問題

安倍・トランプ両氏の蜜月関係は終わりを告げ日米も貿易戦争へ突入?

トランプ大統領は貿易赤字が増えたのを見て、いきなり「日本を特別扱いしない」と宣言しました。

言うまでもなく、「シンゾー」「ドナルド」と呼び合う今までの蜜月関係の終了を指します。

実際にこの関係を本気で終わらせるかどうかは、予測不能なトランプさんですから、なんとも言えません。

しかし、第二次大戦後からのアメリカの貿易赤字を見れば、トランプさんの怒りは本物であることがおわかりになるでしょう。

リーマンショックのころに赤字額は増額していますが、それを除けば今回の貿易赤字額が最悪です。

そして、トランプさんだけではなく、IMFの専務理事、ラガルドさんも「アメリカの貿易は不公正である」と明言しています。

つまり、「どう見ても現在の貿易体制はアメリカに一方的に不利である」とIMFがそのあと押しをしているのです。

ですから、今回の貿易をめぐるさまざまなトランプさんとのトラブルは、単なるわがままではなく、正当な主張になります。

連日、メディアでトランプさんの言動が報道されますが、これを単なるトランプさんの言いたい放題のたわごとと捉えず、世界で解決しなければいけないことなのです。

今後の展望はニクソンショック的視座で

ニクソンショック時の輸出課徴金を想起させる関税障壁

トランプさんは就任直後から、この貿易赤字を解消するために、いろいろな地域にけんかを吹っ掛けています。

ただ、今のようにドル高のままでは、貿易赤字の垂れ流しを続けるだけだということは、トランプさん自身も、皆さんもおわかりでしょう。

今まではレーガン施政下での日本との貿易摩擦などを想定して、トランプさんの行動を語ってきましたが、今後は、おそらくそれ以前のニクソン施政下でのニクソンショックが想起されます。

ニクソンは西側同盟国、貿易国に対して為替の15%の切り下げと、輸出課徴金20%を課してアメリカからの資本流出を防ぎました。

これが世にいうニクソンショックです。

今のトランプさんによる関税障壁は、結局、輸出課徴金と一緒のことなのですが、アメリカ債券の発行の観点からドル高政策を行っています。

アメリカの債券の売れ行き好調が確認できれば、このドル高をどこで修正してくるかの問題です。

弊社としてはこの秋か、もしくは来年の春にはドルの切り下げを行うと見ています。

その場合、ニクソンショック同様、金の価格は高騰することになります。

それこそ毎日の価格をチェックし、売りに切り出す際にはお声かけを心よりお待ち申し上げております。

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金相場を中心に、金にまつわるさまざまなことをご紹介していきます。

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