白金(プラチナ)価格の上昇がすごいことになっています。
この記事の要約
今回の記事では、白金高騰の要因と今後の展開について解説します。
- 白金価格は何に準じているのか?
- 白金価格に訪れる季節性の落とし穴とは?
- 白金相場のこの熱狂はまだ続くか?
では、見ていきましょう。
白金価格とEV販売台数
まずは白金の価格は何に準じるのかについてです。
青線で中国における電気自動車(EV)販売台数、グレーの線で白金の価格を表したグラフをご覧ください。

スパンが長いですが、中国でEV販売が増進すると白金の価格も上昇していることがわかります。
そしてこの相関はアメリカの代表的なAI企業NVDA(エヌビディア)の株価にも当てはまります。
青線が中国のEV販売台数、グレーの線がNVDAの株価の推移です。

中国でEV販売台数が落ち込めば、NVDAの株価も落ちていることが確認できます。
かつて2、3年前にはAIの発展は自動運転にかかっていると言われていましたが、EVが思うように普及せず、これは頓挫していたように思われました。
しかし、ここのところ中国での販売台数が復活していることもあり、また急騰です。
なおEUやアメリア、日本ではこれ以上EVが普及するとは思えないので、西側の投資家の感度は鈍っているでしょう。
春節が来ると…
中国のEV販売台数の単体のグラフです。

毎年、年初になると大きく落ち込んでいます。
これは春節、旧正月休みのため、中国の指標全てがこういう形になります。
それに伴い毎年NVDAの価格も下がっていることも確認してください。
NVDAの決算か春節が終わる頃のEV販売台数を機に、そろそろ価格が下がる可能性があるということです。
そうなると、白金の価格もどうなるのかわかるでしょう。
白金相場に見える兆候

その証拠にパラジウム価格があります。
年初から1月9日引け現在、白金価格が10%上昇しているのに対して、メインではないパラジウムの方が13%の上昇しています。
この理由は、白金買い-パラジウム売りのストラドルが組まれているためです。
売っているパラジウムを手仕舞いしているので、パラジウムの方が急騰している証拠です。
つまり、パラジウムと同じポジションの白金買いも一部手仕舞いしていると思われます。
この記事のまとめ
以上、白金の価格変動の主因となるEV販売は、中国国内では続いていました。
ただし、メインは白金なのに年初以来パラジウムの方が上昇しています。
つまりほとんどのファンドが一度白金が調整することを見越して、手仕舞いを始めているのです。
しかし、周囲の投機への熱狂がこれを隠しているのだろうと予想しています。
という内容の記事でした。
















