ドル高の中で金が急騰しています。こういう場合、いつ下がるかわからない不安にさいなまれるものですが…。
この記事の要約
今回の記事では、セオリーに反して急騰する金相場について解説。
- 金価格の前年比チャートを分析してみると?
- 金価格の4つの構成要因を分析すると?
- 金がこのまま上昇を続けるかもしれない理由とは?
では、始めます。
金価格の前年比チャートの分析
まずは金価格を青線、その前年比を赤線で表した折れ線グラフをご覧ください。

前年比20〜25%のレンジにあった金価格が、25〜30%に上がったことがわかります。
金急騰の要因はドルか金利か?
金の価格変動要因を確認しましょう。
【1】ドル
【2】米金利
【3】米国内総生産(GDP)
+需給
急騰するケースは、ドルが下がっているか、金利が下がっているかの選択肢になります。
まずは現状のドルの前年比を見てみましょう。

イランとの和平成立の可能性や雇用統計が低調になったことなどでドルが下がりました。
しかし、その後また急騰しています。
一方の米金利の前年比は一貫してアップトレンドです。

以上、ドルには若干の買いの要素はありますが、金利に関しては金が上がる要素はないということになります。
以上から、【1】ドルと【2】金利以外に要因がありそうです。
米GDPと需給の金急騰への影響は?
では、【3】GDPか+需給に変化がある可能性があります。
アメリカのGDPを見てみましょう。

直近は前期比で大きく下落しており、【3】GDPは今回の金の急騰にはあまり関係がないことになります。
では、需給が金の高値圏を形成させているのかを類推しましょう。
需給ですぐに表現できるものは以下の金ETFの残高になります。

直近のETFは大きく買われていますが、1月時と比べるとそれほど盛り上がっているようには見えません。
結局のところ、なんとも言えないということです。
金はこのまま上がり続けるかも

以上、価格構成要因の面から見ると、金急騰の要因は【1】ドルのみになります。
しかし、ドルは一度大きく下がった後に上昇していることから、本来なら金は下がらなくてはいけません。
これと同じなのが株価で、ドルや金利に敏感な金融商品ですが、やはり上昇したままになっています。
こうなると、金も株価と同様にドル高や金利高に関係なく上昇する可能性も視野に入れるべきでしょう。
この記事のまとめ
以上、今回の金の急騰は、やはり通常の金の価格変動要因の動きとは無関係のように起こったことがわかりました。
ただし、唯一の観察点は金ETFのフローです。
上記は8月7日時点でのものなので、8月14日になれば新しいものが付け加えられます。
現時点で8月14日の金ETFの増減は、ドル高・金利高なので減ります。
そこで減ったのを見てから金が下がる可能性も否定できません。
それでも下がらなければ、株式市場と同様に金もバブル相場になったということができるでしょう。
という内容の記事でした。
















