2021年も残り1ヵ月を切りました。
まだ振り返るのは早いかもしれませんが、この1年は世界や日本経済においてはできすぎの1年であったと言えます。
しかしそんな中、チャートには不穏な空気が流れているのです。
NYダウの日足チャートの推移
下記はNYダウチャート日足に単純移動平均100日線を合わせたものです。

2020年2月のコロナショックで大きく株価は下に行き、その後、歴史上最大規模の金融緩和によって大きく株価は上昇をしています。
その上昇過程で、移動平均の100日線を下支えしながら上昇をしています。
つまり、移動平均の100日を見ながら買っていれば大きく儲けられたのです。
今回も100日線を少し下回る程度になっていますが、買いなのでしょうか?
まず、移動平均のゴールデンクロス、デッドクロスでいつも言っていますが、その線の方向性、トレンドが大事です。
つまり今まで買い相場だったのは、100日線のトレンドがアップトレンドになっているときのみ有効だったわけです。
今回のトレンドは、100日線が明確に下向きになって、株価は100日線を割っています。
2021年の経済や株価、そのほかのことはすべてうまく行き過ぎだったのですが、残り1ヵ月となった現在、このまま好調かと言えばかなりの疑問が残るということです。
NYダウの週足チャートの動き
上記を裏付けるために、NYダウの週間足を見てみましょう。
添付の移動平均は10-15(白)、30-35(黄色)以下、100-150、300-350になります。

注目は、短期の10-15と30-35がデッドクロス寸前であること。
短期はすでに下向き初めており、長期は横ばいから下向いていることです。
つまり今までの状況とは違う、年末に向けて変なことになるのではないかということです。
ドル建て金価格4時間足チャートに漂う不穏な兆候
下記は、ドル建て金価格の4時間足です。

なんだか幾何学模様の足にも見えますが、現在、10と30はデッドクロス、そして一番長い平均線である300-350と10-15、30-35がデッドクロスしています。
残りの100-150も横ばいです。
このようにいくつもの線がクロスすることは非常に珍しいことであり、これは経験上強烈な下げの可能性が高いと思います。
コロナショック時に一番最初に下がり始めたのはドル建ての金、そこから日経平均やドル円が下がり始めました。
今回の金が戻り高値をつけた後に、世界中の株価が下がり始めています。
これは、前回11月に金が戻り高値をつけてから株価も下がり始めているという現象を踏まえると、今回の金の4時間足に強烈な売り足が出ていることは注目に値します。
この記事のまとめ
今回の記事では、経済的にはできすぎと言えた2021年が終わりに向かう中、NYダウおよびドル建て金価格チャートに不穏な兆候が見えていることを確認。
すなわち、NYダウ日足チャートをアップトレンドで下支えをしていた100日線がダウントレンド入り。
NYダウ週足では、短期の10-15と30-35がデッドクロス寸前。
そしてドル建て金価格の4時間足では、10と30、一番長い平均線である300-350と10-15、30-35の線がデッドクロスで、残りの100-150も横ばい。
コロナショック時にドル建ての金が一番最初に下がり、次に日経平均、ドル円と下がっていった例を鑑みると、年末に向けてさまざまなマーケットが下がり始める兆候かも知れない…。
こういう内容の記事でした。















