今回は金相場の状況をチャートで分析していきます。
この記事の要約
今回の記事では、金相場の状況をチャートで分析し、金価格に見えるバブルの末期症状について解説。
- 金相場とその前年比、ドルと金の前年比でチャート分析すると?
- ドルと金の価格上下動に見える行き過ぎ感とは?
- 金がバブル末期であることを示す兆候とは?
では、始めましょう。
金相場とその前年比から分析
以下のチャートは青線の系列1がドル建て金価格、オレンジ色の線がその前年比、シルバーの線は為替や金利を除いた前年比です。
1月29日までプロットしてあります。

昨年は前年比から40%高くなるときっちりオレンジ色の線が折り返していましたが、昨年の後半から上値を60%、70%、90%と水準を切り上げています。
この理由はドル安が進行したためです。
ドルと金の前年比で分析
次はドルの前年比(青線)と金の前年比(オレンジ色の線)で比較しました。

右の方、最近の動きを見ると、ドル安の水準が-10まで拡大したことによって価格前年比が上昇していることがわかります。
反対に左の方、過去にさかのぼると青線のドル前年比が割安になっても、金価格の前年比は上昇しませんでした。
これは、材料である中国の買いがないのに価格が上昇するわけにはいかなかったということです。
現在は材料がドル安に移行し、その割安に応じて金が買われている状況です。
金はバブルの末期症状?
ここ最近は、ドル安が5%から10%安まで上昇したのに対して、
ドル安 -5.0%程度 金前年比 60%高
ドル安 -10%程度 金前年比 90%高
と金の上限価格が上昇しています。
5%のドル安の進行で30%の金高は、どう見ても行き過ぎです。
通常、5%のドル上下なら5%の金の価格上下になります。
金は人気に拍車がかかっており、指数関数的な上伸としてはこの5500ドルが妥当かもしれません。
しかし、バブルの末期には指数関数的な上昇にも妥当性が与えられ、あとで見ると間違っていたという結果になるケースがほとんどです。
この記事のまとめ
以上、チャート分析から導き出されるのは、まずは今の金価格は常識的に行き過ぎという見方。
そしてマーケットの人気がついた現在は、指数関数的な上昇にもある程度の妥当性があるという見方の二極になるでしょう。
ただし、バブル末期には指数関数的な上昇も合理性に見えるが、あとで間違いに気づくのが常。
という内容の記事でした。














