金価格が5500ドルから4500ドル付近まで下がりました。このまま下抜けるのか、あるいは折り返すのでしょうか?
この記事の要約
今回は、5500ドルから4500ドル近傍まで下げた金価格が適正か否かについて検証し、今後の金価格の展望を解説。
- 金相場の現状は?
- 中国の金買付はあるか?
- 金価格は下抜けるのか折り返すのか?
では、順をおって説明していきます。
金相場の現状は?
赤線で金価格の前年比(左軸)、青線で金価格(右軸)を表したチャートで金相場の現状を確認しましょう。

注目すべきは赤い線、金価格の前年比です。
2024〜2025年にかけて前年比は35〜45%で推移しましたが、2025年の中盤から徐々に上値を切り上げ、最大で前年比100%も買われました。
そして徐々にそのピークを越え、現在は30〜40%のレンジに戻っています。
金価格は下抜けるか折り返すか?
上記のグラフを見ると、6月2日の前年比は33.84%でした。
これを35〜45%のレンジの下抜けと捉えるか、折り返しと捉えるかが焦点となります。
そこで用いるのが青線でドルの価格前年比、オレンジの線で金価格の前年比(左軸)を表したチャートです。

今回の35〜45%のレンジは、ドルの前年比が-3.0~0.0%の間で成立しています。
ところが前回の金の前年比が35〜45%で推移した際には、ドルの前年比は-3.0~-8.5%の間でした。
どちらが適正なのでしょうか。
中国の金買い付けと今後の展望は?
ここで考えるのは金の価格構成要因になります。
【1】ドル
【2】金利
【3】GDP(国内総生産)
+需給
ドルインデックスの価格にはドルに金利が含まれており、この誤差は需給やGDPによって生まれたと推察できます。
前回の金のレンジが35〜45%の期間は項目163〜325あたりで、日付に直すと2025年2月から2025年10月くらいです。
では、この期間に中国が金を買っているかを見てみましょう。

2025年2月から10月あたりにかけて、2023年ほどではありませんが買っていました。
ただし、シルバーの線で表された金の価格を見ると、その買付から遅れて価格が上昇しています。
つまり、現状のドルの価格が前年比0%近傍である点を踏まえると、前回のドルの価格前年比-3〜-8%と比較して高すぎるから売りという結論になります。
一方で、中国の金買付は2026年年初にも起こっています。
これが価格に反映されるのはこれからと考えると、7対3の割合で金は買いになるという考えも成り立つでしょう。
この記事のまとめ
以上、ドルの価格に対して現状の金価格は価格は高すぎます。
一方で、2026年年初から中国は金を買付けているので、金価格が上昇する可能性が高いことになります。
ここで大事なのは、ドル価格から見る金価格に関しては現状なのに対して、中国の金買付の反映は将来の価格予想という点です。
不確定と確定とを比較していることから、買いになる確率を7割としました。
この点を踏まえて推移を見守る必要があります。
という内容の記事でした。


















