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健康への投資とは?資産形成の新しい形
「投資」といえば株や不動産、暗号資産を思い描く人が少なくありませんが、実は“自分の身体に貯蓄する”という資産形成も現代において非常に重要なテーマとなっています。健康投資とは、将来の健康を守るために早い段階から自分の身体に時間・お金・知識を注ぐ行動です。病気になったときの治療費や収入減といった「見えないコスト」を未然に防ぎ、人生のパフォーマンスを最大化する役割を持ちます。
健康は最大の節約術
高校時代に読んだ『あぶない化粧品』は、化粧品業界の隠された健康リスクや、宣伝コストの実態を鋭く告発する内容でした。この一冊がきっかけで、「健康オタク」としての人生が始まりました。高度成長期とは異なり、現代では健康意識の高まりから、化粧品・食品の安全性にも厳しい目が向けられるようになっています。化粧品や洗剤に含まれる化学成分は、継続的に使用することで肌や髪に悪影響を及ぼすケースも報告されていますが、昨今は規制や安全基準が厳しくなっています。
フランス流・シンプルな美容習慣
長年のフランス生活経験から、日本の“多層メイク文化”との違いを感じました。現地では、眉毛と口紅、時にはアイシャドウ程度で済ませ、肌本来の美しさを重視する傾向が強いです。過度な化粧品依存は、逆に肌トラブルや精神的ストレスにつながることもあるため、シンプル・ナチュラルな美容を心がける人が増えています。
食の選択が未来の医療費を左右する
近年、添加物や農薬の健康リスクについて最新の情報が公開されています。無添加食品を選ぶことで、保存料・着色料・人工甘味料などの摂取量を減らせるだけでなく、食品の本来の味や栄養素を享受できる点が大きなメリットです。最近の研究でも、複数の化学物質や農薬を長期間摂取し続けるリスクは完全に解明されていないとされており、できる限り自然で安全な食材を選ぶことは、“未来の医療費を節約する先行投資”と言えるでしょう。
無添加食品のメリットと選び方
- 素材本来の味覚を楽しめる
- 体への不要な負担を減らせる
- 精神的安心感につながる
- 日常的な食品ロスを減らす習慣が身につく
まずは調味料から見直し、完璧を求めず徐々に移行することが長続きの秘訣です。
生活習慣病の予防こそ最大のリターン
野菜や果物の選択に妥協せず、できるだけ無農薬・無添加を心がけることは、生活習慣病やアレルギー、慢性的な体調不良のリスクを減らします。実際、健康投資を続けることでがん・心疾患・脳卒中といった主要な疾病の発症リスク低減に寄与し、生涯医療費の抑制はもちろん、集中力や免疫力UPなどの見えないリターンも得られます。
身体の中に「健康資産」を育てよう
目に見える貯蓄額だけでなく、目に見えない健康を“無形の財産”として資産形成する発想は、現代を生き抜く上で非常に有用です。安い食品や手軽な化粧品を選ぶ前に、「これは自分自身の未来に本当にプラスか?」という視点で選択すること。体に良い“習慣の積み重ね”が、10年後、20年後の自分に大きなリターンをもたらします。















