ダイヤモンド市場は以前変動を続けており、特にファンシーカットの価格動向や各国の市場状況に若干ネガティブな感じもありますが、大凡全体的には値上がりの兆候が見て取れます。
Summary
1．世界各地のダイヤモンド市場の現状
2．ファンシーカットダイヤモンドの動向
3．各国の市場状況と購入・マーケティング戦略
世界各地のダイヤモンド市場の現状
ダイヤモンド市場は、緩やかながらも価格上昇の兆しを見せています。特に0.50カラットのダイヤモンドは2.4%の上昇を記録。
しかし、ファンシーカットの価格は下落傾向にあり、市場は慎重な姿勢を保っています。
インドではラフダイヤの輸入再開から2ヶ月が経過し、だんだんと動き始めている形です。
ファンシーカットダイヤモンドの動向
ファンシーカットダイヤモンドの市場は余り良くないです。
例えばオーバルやペアシェイプのダイヤモンドは、昨年からインドの製造業者がラウンドカットからこれらの形状へと生産をシフトした結果、市場における供給過剰が発生し、価格が下落傾向にあります。特に0.50から0.70カラットのサイズで価格が最も動いているので、弊社は弱気ではありますが、逆に小売業者は安いウチにと購入機会を提供しています。
一方で、良質のマーキスカットや特定のファンシーカット形状は、高品質のものが市場に少ないため、供給不足。これにより、これらの形状のダイヤモンドはプレミアム価格で取引されることが多いとのこと。どうも投資家やコレクターからの需要が高まっているようです。
ファンシーは、通常のモダンブリリアントより30-50％下の価格で取引されるのが通常なのですが、昨今の多様性、そう消費者の好みの変化に応じて、小売業者はファンシーカットダイヤモンドも多様化に努めているようです。
特に、クラシカルなカットや特別カットのダイヤモンドに対する需要が増加しているようで、メインが駄目ならニッチでと、小売業者はこれらの市場をターゲットにした商品展開を強化しています。
またメレは、良いカットとクラリティを持つ石、D-Hカラー、VVS-SIクラリティのメレダイヤモンドがプレミアム価格での取引の対象となっています。
各国の市場状況とリファスタは？
アメリカではホリデーシーズンのセールス結果待ちの状態であり、やはり一部のダイヤモンドに対する需要が高まっています。
ベルギーやイスラエルでは商売のペースが予想よりも遅れており、インドや香港では市場が鈍化。
ファンシーカットのこの機会を活用して、高品質で且つユニークな特殊なダイヤに注目することとします！
