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サファイアの産地ごとの特徴と品質
産地ごとの特徴と品質
サファイア産地「インド(カシミール)」

サファイア産地「ミャンマー」

スリランカと並んで古代より宝石産地として名高いのがミャンマーモゴック地域です。
遡る事、4000万年前に大陸同士が衝突しヒマラヤ山脈が形成されました。これにより東南アジア地域にルビー、サファイア、スピネルを含む多くの宝石が形成される地質条件が生まれ、サファイアやルビー、スピネなどの宝石が採取されています。
いうまでもなくモゴック産ルビーは最高級ルビーの代名詞ですが、サファイアも負けず劣らずの品質の高さを誇ります。原則的に外国人の立ち入り禁止エリアのため情報は少ないものの、東部を中心にモゴック全域で産出されているようです。
かつては「暗すぎる」と言われたほどのディープブルーがモゴックサファイアの特徴でした。現在は採掘エリアが広がった影響もあって様々な色合いのサファイアが産出されています。
カシミール産に次いで、良質なサファイアが産出される事で有名なミャンマー。宝石そのものの価値は勿論、産地特性や希少性をしっかりとお買取価格へ反映いたしております。
サファイア産地「スリランカ」

宝石の島として名高いスリランカは、良質なサファイアを世界で最も古くから産出してきました。歴史的にも非常に重要な産出国のひとつ。
地面や川底を掘るだけで宝石を含む「イラム層」と呼ばれる砂利層(漂砂鉱床)にあり、現在もほとんどが人力で採掘されています。

色合いの薄い石が多い中にも「ロイヤルブルー」と称される濃い青色の石も見つかります。またスターサファイアのほとんどはスリランカ産の石になります。スターサファイア効果、アステリズムと呼ばれる「星」がクリアに見える良質なスターサファイアが手に入ります。
そしてピンクオレンジ色が特徴的なパパラチアサファイアもスリランカ特産のサファイアとして有名です。
英国王室継承をも魅了するスリランカ産ブルーサファイア。宝石を熟知したプロの査定人が一点一点、丁寧に鑑別査定いたします。
サファイア産地「タイ」

インド、ミャンマー、スリランカと並ぶ重要な産地がインドシナ半島です。火山活動の活発化によって噴出したアルカリ玄武岩がこのエリアの山地、平野部や河川に蓄積。
この玄武岩に、サファイアやルビーが含まれているのです。タイもまたサファイアを多く産出してきました。
カンチャナブリでは「ブルーサファイア」、タンチャブリでは「グリーンサファイア」とエリアによって異なる色合いのサファイアとの出会いがあります。
1990年代以降宝石産業の軸を採掘からカットへシフトしたタイですが、現在また採掘が再開しているエリアが出てきています。
タイ産は玄武岩と呼ばれる黒っぽい火山岩を母岩としており、比較的暗くお値段が付きにくい印象を持たれる方もいるかと存じますが、そもそも鉱物から宝石になる事はものすごく確率の低い、貴重な事でございます。リファスタではプロの査定人がしっかりと値付けいたしますのでご安心願えますでしょうか。
サファイア産地「カンボジア」

カンボジアもまた隣国タイと同じく玄武岩由来のサファイア鉱床を有する国です。
特にタイ国境の地域パイリンは内戦時のポルポト政権が資金源としていたほどサファイアのほかにルビーやジルコンなど多様かつ豊富な宝石を産出しています。
パイリンで産出されるサファイアはブルーのみ、黒に近いほど濃い色合いが特徴です。通常サファイアは「色を濃く」するために加熱処理を行いますが、パイリンサファイアは「色を淡くする」加熱処理を行います。
大半の石の加熱処理は国境を挟んでタイ側チャンタブリで行われています。
ミャンマーに近いことからモゴック産と同じようなロイヤルブルーのサファイアからなどが採掘され、人気を博している事から、リファスタでは高価買取いたしております。
サファイア産地「ベトナム」

北部のルクイエン地域、南部ファンティエットにはサファイアとルビーを豊富に含む鉱脈が見つかっています。19世紀フランス植民地時代から宝石の存在は知られていました。
しかしベトナムは長く戦火の中にあったため本格的な採掘がはじまったのは1980年代に入ってからでした。北部では淡く明るい色合いのブルーサファイア、南部では青以外のファンシーカラーサファイアの割合が多く参集されています。
ベトナム産サファイアもしっかりとお値付けいたしております。お見積りだけでもお気軽にご依頼くださいませ。
サファイア産地「マダガスカル」

北部のルクイエン地域、南部ファンティエットにはサファイアとルビーを豊富に含む鉱脈がみつかっています。19世紀フランス植民地時代から宝石の存在は知られていました。
しかしベトナムは長く戦火の中にあったため本格的な採掘が始まったのは1980年代に入ってからでした。北部では淡く明るい色合いのブルーサファイア、南部では青以外のファンシーカラーサファイアの割合が多く参集されています。
マダガスカル産サファイアはスリランカ産とよく似ていてプロでも見分けが付かないほどと言われていますが、リファスタには豊富な知識を持つ査定人が在中しております為、判別、高価買取が可能です。
サファイア産地「ナイジェリア」

アフリカギニア湾に面したナイジェリアは西アフリカ最大規模のサファイア産出国です。2014年タラバ州「マンビラ高原」で透明度が高い大粒のブルーサファイアが大量に採掘されたというニュースが流れました。
濃い色合いのブラックサファイアというイメージを覆す明るい色合いの石が多く、現在アフリカで最も有望視されている採掘エリアです。そのほかアフリカではケニアやタンザニアで良質のピンクサファイアが参集されています。
前述の通り、最も有望視されている採掘エリアでございますので高価買取が可能でございます。
サファイア産地「オーストラリア」

19世紀からオーストラリアの東海岸ではサファイアが採れることは知られていました。1850年代のシドニーを起点としたゴールドラッシュの副産物としてサファイア鉱脈が発見されたのです。
最も大陸から遠いなど不利な条件が重なり、オーストラリアでのサファイア採掘が本格化するのは1960年代の終わりに入ってからでした。オーストラリアのサファイア採掘をリードしたのはご多分に漏れずタイ。
宝石産業が盛んなタイは世界中のあらゆる場所で宝石を買い求めていましたが、オーストラリアに宝石ブームをもたらしたのも彼らでした。
オーストラリア産サファイアの多くは、インドシナ半島のサファイア鉱床同様にディープブルー(インクブルー)が特徴です。輸出先のタイではその多くがベリリウム拡散処理により明るい色合いに改変して販売されました。
オーストラリア産もタイ産と似ており、比較的暗くお値段が付きにくい印象を持たれる方もいるかと存じますが、リファスタでは鉱物から宝石に生まれ変わった貴重且つ価値のあるお品物を、プロの査定人がしっかりと値付けいたしますのでご安心願えますでしょうか。
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キングオブサファイアともいうべき特別な存在が「オールドマイン」と呼ばれるカシミールサファイアです。
具体的にはヒマラヤ山脈の北部ザンスカールにおいてわずか6年間(1882年〜1887年)に産出された数千個のサファイアを指します。
特筆すべきはその深みのある色合いで「コーンフラワーブルー」「ブルーベルベット」これらの形容詞はカシミールサファイアだけに許されています。
カシミールサファイアが発見されたきっかけはたまたま起きた土砂崩れでした。発見後はただちに統治者であったマハラジャによって厳重に管理されました。
カシミールサファイアは採掘だけでなく取引状況も記録されていたため、絵画作品に匹敵する「来歴」が確かな石が多いのも他のサファイアと全く異なる点です。
ジュエリー史に燦然と輝くサファイアジュエリーにセットされているので、美術館や博物館にも多く所蔵されています。サザビーズやクリスティーズなどオークションにまれに登場しますが、まさに価格は天井知らずで取引されています。
1952年に近隣エリアで新しいサファイア鉱山が発見されていますが、残念ながらカシミールサファイアの特性を兼ね備えた石は産出されていません。
カシミールの産出量は年々、減少傾向にあり、希少性の高まりと共に買取相場価格も上昇傾向にあります。