旅行用の中・大型サイズ鞄「ボストンバッグ」

代表的なボストンバッグ2種
まず、ボストンバッグとして名前が挙がるのは「キーポル」と「スピーディ」の2種類です。これらのシリーズが発展・変化して、現在のボストンバッグの基礎を作っています。 2015年前後にはモノグラム、ダミエ、エピなどが主流となり、以下の代表的なキーポルシリーズが販売されます。 【キーポルシリーズ】 ・「モノグラム キーポル45」(M41428) ・「モノグラム キーポル50」(M41426) ・「モノグラム キーポル55」(M41424) ・「モノグラム キーポル60」(M41422) ・「ダミエ キーポル50」(N41427) ・「エピ キーポル45 ノワール」(M59152) ・「エピ キーポル45 ルージュ」(M5906E) ・「エピ キーポル55」(M59142) また、「スピーディ」は「キーポル」と比較して、名前の通り速さを追求したタウンユースを目指すボストンバッグです。 キーポルを元にデザインしているため、外見上はとても似ています。しかし、サイズは1~2まわり小さいものとなっていて、収納力の代わりに手軽に持ち運べる機動性がウリです。 【スピーディシリーズ】 ・「モノグラム ミニスピーディ」(M41534) ・「モノグラム スピーディ25」(M41528) ・「モノグラム スピーディ30」(M41526) ・「モノグラム スピーディ35」(M41524) ・「モノグラム スピーディ40」(M41522) ・「ダミエ スピーディ25」(N41532) ・「ダミエ スピーディ30」(N41532) ・「ダミエ スピーディ35」(N41523) ・「エピ スピーディ25 ルージュ」(M5903E) ・「エピ スピーディ25 ミルティーユ」(M43015) ・「エピ スピーディ30」(M59022) ・「マルチカラー スピーディ30 ブロン」(M92643) ・「ノマド スピーディ30 ノワール」(M85392)「キーポル」は名前が時代とともに変化!
「キーポル」の名称は多岐にわたり、その変更が何度も行われています。 例えば、当初は収納容量が優れていることから「Tientout」(フランス語の訳:全て収納する)でしたが、後に現在のシリーズ・商品名である「Keepall」(「Tientout」と同じ意味で「キーポル」と読む)に変化しているボストンバッグでしょう。「キーポル・バンドリエール」の登場
ルイヴィトンから1959年にモノグラムキャンバスが発表されたことで、トアル地を使った丈夫で軟らかい加工レザーをバッグに使えるようになります。 ソフトバッグにする技術は発展を続け、1960年代の「キーポル・バンドリエール」というレザーストラップつきボストンバッグの登場にも貢献しています。 「キーポル・バンドリエール」は「キーポル」のボストンバッグにショルダーストラップの取り外しが可能となったシリーズ商品のことです。 ボストンバッグの源流となった「キーポル」だけでなく、2011年には「スピーディ」でも「スピーディ・バンドリエール」が作られるなど進化を続けています。「キーポル」「スピーディ」以外のボストンバッグ
代表的なボストンバッグ2種以外にも現行商品にはさまざまなデザインのボストンバッグがあります。 ・「アストラリス」(M50277、M50279) レザー表面のツヤが特徴的なレデォースのボストンバッグです。カラーはガレやマグノリアの2つがあり、ストラップを肩にかけて荷物を運べる軽量タイプでしょう。 ・「ロードスター50」(N48189) メンズ向きのカラーに大容量のボストンバッグとして使える旅行用のアイテムです。ファスナーが前面のふたを上下に開閉する独特な形状で、CDプレイヤーのような形態がオリジナリティを感じさせます。 ボストンバッグとハンドバッグの中間に位置する小型のバックも数多くあり、旅行の荷物運搬にそのまま使うものやバッグインバッグとして使うミニサイズバッグにしたものまで用途は多岐にわたるでしょう。 それでは、ルイヴィトンのボストンバッグ(「キーポル」や「スピーディ」などのシリーズ)はこれほどまでに人気があるのでしょうか。次に紹介する4つの特徴とあわせて説明しますね。ルイヴィトン製「ボストンバッグ」の4つの特徴

横長の長方形フォルム
第一に、ボストンバッグは全体的な特徴として、横長の長方形をフォルムとしています。 角ばった旅行バッグはシリウス・シリーズなどがありますが、ボストンバッグの「キーポル」や「スピーディ」は端の角が丸みを帯びていて、円柱を半分に切った形状をしています。 正面からは、底を中心にして円を描いたような形です。横から見た場合は、底が広くファスナーの頂点に向かうにつれてカーブで幅が狭くなっていくのがわかります。 内部の収納性は十分に確保されていて、内ポケットが複数あり、機能性も充実しているのは嬉しいポイントですね。マチの幅が広い
ボストンバッグには共通している特徴の一つに底のマチが広いというのがあります。 通常のハンドバッグやキャリーバッグとは違い、衣類や日用品などのアイテムをたくさん収納できる工夫がされているのです。 また、表面を硬くしないことで、バッグの使用後に別の旅行バッグの中に形状を変えて収納できるという柔軟性も兼ね備えているのです。 そのため、バッグが複数必要な場合に旅行先で荷物を下ろして、その後にバッグが邪魔になることがありません。荷物を下ろした時も形は維持しつつ底がしっかりと支えてくれるのも嬉しいポイントでしょう。ダブルファスナーが基本
荷物の出し入れが簡単にできるようにルイヴィトンのボストンバッグではダブルファスナーを使ったものが多く製品化されています。 どちらの端からでも開けられるため、口を全開しなくても必要な荷物をその場で取り出せるというメリットがあるでしょう。 ただし、スピーディシリーズのように片側のファスナー構造の商品もあるため、ダブルは絶対ではありませんが、大口には最低1つのファスナーを使用していますね。 防犯性能がしっかりしていて、うっかり荷物の一部を落とすこともないので安心ですね。両側のハンドルとショルダーストラップ
ボストンバッグとして作られ始めた際に、両端のレザーハンドルが付属しているのが特徴。しかし、後に利便性などを考慮したショルダーストラップ取り外し可能なボストンバッグも販売されます。 旅行用手提げ鞄としてのイメージだけでなく、肩にかけるスポーティなバッグもボストンバッグとして利用者の間には浸透しているのです。 片手や肩など持ち運び肩をシチュエーションによって変更できるのは嬉しいポイントですね。使い方やおすすめシーン
