エルメスのエタン(Étain)は、錫のこと

エタンとは、金属の錫(すず)のこと。
エルメスのエタンは、フランス語で金属の錫(すず)のこと。 元素記号はSn、銀食器のようなシルバーの輝きをしていますが、渋みと重厚感があるのが特徴です。 錫は神器や食器に使われる高級素材であり、デパートなどの食器売り場でおなじみの存在。 宮中でお酒を「おすず」と呼ぶのは、錫が語源という説があります。優しい緊張感が漂う。エルメスのエタン
エルメスのエタンの色は、金属のような安定感を持つ、すっきりとしたグレー系。
若く有能な女性経営者のスーツ姿を思わせる、優しい緊張感があります。
エタンの色彩のメリットは、オフィシャルでハズレなしの安定感。
ところがこの安定感は、何があっても動じない、かたくなな安定ではありません。
光と色で変化する、ドラマチックなグレー
エタンの大きな特徴は、周囲の光や色によって、多彩にムードが変わることです。 明るい光の中では、銀色に近いライトグレー。 室内光など穏やかな光の中では、普段より濃度の高い、落ち着いたグレーに見えます。 ピンクの隣にあると暖かく、ブルーの隣ではシャープに、グレーの表情が変化するのも特徴です。エタンとエトゥープの違いは?
エトゥープも光や色で変化しますが、周囲の色の影響は、エタンに比べて少なめです。
エトゥープはややブラウンが強く、豊穣な大地のようなナチュラル感があります。
穏やかな笑顔をたたえて、上質な意見を述べる。そういう女友達を思わせる、ソフトな安心感が特徴です。
エトゥープには、他のカラーを引き立てる効果があり、使い勝手の良さが好まれています。
ブラウンとグレーの両方を感じさせるので、合わせやすい色が多いという特徴もあります。
エタンとエトゥープ、選ぶのに迷った時は?
数あるエルメスのグレー系の中でも、エタンとエトゥープで迷うという女性が多いようです。 どちらが良いか、好みや使い方によるので正解はないのですが、考えるヒントはあります。エタンはりりしい、エトゥープは柔和
エタンは「錫」という名前が示す通り、金属的、シャープ、人工的、りりしいイメージがあります。
エトゥープはエタンよりブラウンがやや強いため、ナチュラル、温和、柔らかな雰囲気です。
どちらも素材やアイテム、光の当たり方によって、表情が変わるという特性があります。
グレー系はもともと、周囲の色によって変化しやすい色であり、それが味わいにもなっています。
いつものファッションに合っているかどうか、お店で実際の商品を見るのがおすすめです。
エタン&エトゥープのアイテムがある
エタンとエトゥープのどちらにするか、どうしても選べない人におすすめのアイテムがあります。 エタンとエトゥープ、両方の魅力を堪能できる贅沢なバイカラーです。ピコタンロックカザック(バイカラー) エトゥープ/エタン
茶色をより強く感じるのがエトゥープ、グレーの印象が強いのがエタンです。 ピコタンは馬のエサ入れからイメージしたバッグで、高級馬具から創業したエルメスらしいアイデアです。 色彩の違いとカデナの輝きがハーモニーして、明るくユニークなバッグを作り出しています。エタンでトゴ・トリヨン・エプソン。素材による違いは?
エタンは銀色を思わせるグレーなので、素材によって質感が変わります。 光の当たり方と素材によっては、ほとんど銀色に近く光って見えることもあります。トゴ(Togo)

トリヨン・クレマンス(Taurillon Clemence)
雄牛のレザーで、もっともソフトなタイプです。
かたくなりがちなエタンのムードが、不思議なくらいに柔和になります。
しっとりした風合いなので、室内光など光の性質によっては、本来の色より濃く見えることがあります。
ビジネスやオフィシャルなど、落ち着いた印象を与えたい時におすすめです。
ヴォー・エプソン(Veau Epsom)

エタンのケリー、バーキンなど。バッグによる違いは?
バッグの形によっても、エタンの印象が変わります。 時にはハードに、時にはソフトに。ファッションとの合わせ方によってもムードが変わります。バーキン

ケリー

エヴリン
エヴリンは大きなHの文字をパンチした、カジュアルなショルダーバッグです。
エタンのエブリンは、室内光では金属的な重厚感があり、ムーディで大人びた印象になります。
屋外など明るい光が当たった時は、白っぽく輝くようなグレーに変化します。
ガーデンパーティー

革小物でエタンはあり?ベアンスフレとドゴン
エタンを使うかどうか迷っている時、財布などの小物から入る方法があります。 光源によって明るさが変化したり、周囲の色によって表情が変化したり。 エタンのさまざまな特徴を、身近な小物で楽しむことができます。ベアンスフレ

ドゴン

エレガントでドラマティック!エルメスのグレー系
エルメスのグレー系は、エレガントでドラマティック。 グレー系の色彩の豊かさに、あらためて気づくことができます。 これまでグレー系のアイテムを買ったことがない人にもおすすめです。べトン(Beton)
べトンとは、フランス語でコンクリートのこと。
エルメスのべトンからは、砂っぽさやごわついた硬さは感じられません。
真新しいコンクリートの壁にただよう、白い透明感だけを取り出したようなグレーです。
パールグレー(Pearl gray)
パールグレーは真珠色、わずかに青みのある灰色を言います。
いつのまにか雨がやんで、灰色だった空が、明るく白くなっている。
やがて青空が広がり、陽射しがきらめく予感がする。
そういう期待で見上げる空のような、白く明るいグレーです。
トゥルティエールグレー(Tourterelle gray)
トゥルティエはキジバトのこと。
欧米ではラッキーモチーフの一つであり、鳩の夢を見ると縁起が良いとされています。
グレーより淡いブラウンの印象があり、はつらつと笑う少女を思わせます。
わけもなく「良い出来事が起こりそう」と思いつく、不思議なグレーです。
グリアスファルト(Gris asphalte)
グリアスファルトは「灰色の街路」という意味。
パリ在住の日本人の多くが「パリの街並みを思わせる色」と称える色です。
歴史ある王城や宮殿、格式高いブランドショップや、人類の至宝が並ぶ美術館。
パリにある美しいもの、誇り高いものを次々と連想させる、気品に満ちたグレーです。
グレーパリ(Gray paris)
最高級素材・クロコダイルアリゲーターマットによって実現したグレーです。
エルメスではこのグレーに、芸術の都・パリの名前をネーミングしました。
パリの歴史や芸術を思わせる、深みと品格を持つ秀逸のグレーです。
グレーフォンセ(Gray fonce)
グレーフォンセとは、濃いグレーを意味するフランス語。
重厚な気品をたたえるグレーで、リザード特有の光沢感があります。
灰色一色ではなく、きめ細かい明暗があるので、重苦しい雰囲気になることはありません。
ヴェールグリス(Vert gris)
ヴェールグリスは、緑色を含んだ灰色のこと。
エルメスのヴェールグリスは濃い灰色の中に、ほのかに渋みのあるグリーンがひそんでいます。
ブラックに明るさを含ませたような灰色なので、黒そのものより明るめの色が欲しい時におすすめです。
グラファイト(Graphite)
グラファイトは黒鉛のこと。
黒鉛と聞くと真っ黒なイメージを思いつきますが、実際には鉛筆の芯のような艶やかな灰色です。
エルメスのグラファイトも明るさをたたえたグレーであり、独特の光沢が魅力。
濃灰色は薄暗さをともなう色彩、というイメージが変わります。
ブロン(plomb)
ブロンは金属の鉛のこと。 グラファイトより濃い灰色ですが、グラファイトと同様に、渋みを含んだ光沢があります。 ほとんど黒に近く思える落ち着いた濃灰色で、光がにじみ出ているような、上品な色調です。アルドワーズ(ardoise)
アルドワーズは建築に使う石材の一種です。
エルメスのアルドワーズは、グラファイトに青みを混ぜたような、シックな色合い。
グレーは周囲の影響を受けやすい色とされていますが、アルドワーズはマットで安定感があります。
軽くライトなグレーより、じっくりと落ち着いたグレーが好きな人におすすめです。
エルメスのグレーは、日本人に向いている?
「日本人は、エルメスのグレーを使いこなすのに向いている」と言われることがあります。
日本語は他の言語に比べて、色彩に関する単語が圧倒的に多い、という説があるからです。
江戸時代の「四十八茶百鼠」は48色のブラウン、100色のグレーを意味する言葉ですが、実際にはそれぞれ100以上の表現があることが判っています。
もし機会があったら、お近くのエルメスのお店をのぞいてみてください。
エタンやエトゥープなど多彩なグレーが、さまざまなドラマをご用意してお待ちしています。
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